東京電力の小早川社長は、福島第一原発で「廃炉は前人未到の領域に入る」として決意と覚悟を述べた。
福島第一原発では、3月11日、東京電力の社員約240人が東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げた。
東京電力ホールディングスの小早川社長は「福島への責任を貫徹するうえで要となる廃炉は、これからデブリの本格取り出しという前人未到の領域に入っていきます」と述べた。
福島第一原発に勤務する東京電力の社員は事故後に入社した人が4割を超えていて、小早川社長は「事故を経験していない皆さんももっと貪欲に知る姿勢、受け継ぐ姿勢が必要だ」と話した。
そのうえで「(燃料デブリの本格取り出しは)世界でもなかなか経験のないことにチャレンジしていくということなので、不安だけで押しつぶされるのではなくて、しっかりとこれを成し遂げるために準備していくことがすごい大事だと思っております」と廃炉への覚悟を示した。
燃料デブリの本格的な取り出しは2037年度以降と計画されていて、国と東京電力は2051年までの廃炉完了を掲げている。