山形市の文翔館で開催されている、東日本大震災の犠牲者の追悼と復興を願うキャンドルナイトの会場から中継。

<山形市・文翔館から中継>
辺りはだんだんと暗くなってきまして、ロウソクのオレンジのあかりがより一層くっきり浮かび上がっています。
キャンドルナイトが行われている山形市の文翔館前の広場には今も続々と人が訪れていて、ロウソクを眺めながら祈りを捧げています。

ことしのキャンドルのデザインは、二重のハートの中に「3.11」と書かれています。
二重のハートは2つの心を表していて、内側のハートは被災地の悲しみの心、外側のハートは今を生きる私たちの祈り・被災者を支える心。

そしてその中に、忘れてはいけない「3.11」の文字。
「全ての記憶・気持ちの抱きしめて、これからの未来を生きていこう」そんな思いが込められています。

ロウソクの周りには、一つひとつイラストやメッセージが書かれています。
「いつもの日々に心から感謝、生きています」「がんばろう」という文字もあります。
これはこの会場を訪れた皆さんが書いたものです。

ロウソクにメッセージを書いている1人の女性に話を聞いたところ、震災当時は、福島・南相馬市にいて、現在は天童市で避難生活を送っているそうです。
その人は、地震で同僚・教え子・親戚を亡くしたそうで、何年経っても大事な人を失った悲しみは消えない。
当時はお葬式にも出られなかったので、毎年この場所に足を運び祈りを捧げていると教えてくれました。

そして、イベントの実行委員長・早坂信一さんにお話しをうかがいます。
早坂さんはNPOの代表として被災者支援も行ってきました。
ことしのキャンドルナイトをどんな思いで準備され、このロウソクのあかりを見て、15年の経過をどう感じますか?

(東日本大震災追悼・復興祈念事業実行委員会・早坂信一委員長)
「15年の月日が流れましたが、あまり15年というところにはこだわっていません。今年もまた1年、また1年ということで、この日を迎えたなという思いです」

震災の記憶を15年で風化させないために、今後どのような活動を続けていきますか。

(東日本大震災追悼・復興祈念事業実行委員会・早坂信一委員長)
「若い人に語り継いでいきたいと思います」

そして、3月11日は、県が2024年に定めた「県民防災デー」でもあります。
“この日をきっかけに防災意識を高めてほしい”ということで、県が主催する体験イベントも開かれています。
防災グッズの展示・非常食の試食などが行われていて、文翔館の建物の中ではVRを活用した地震体験もできるそうです。

全国各地で地震や豪雨など災害が相次ぐ中、「防災とは何か」「命を守る備えとは何か」そういったことを考える日にすることも大事だと感じました。

このイベントは、このあと午後7時まで開かれています。

さくらんぼテレビ
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