東日本大震災が起きた当時の被害の状況などを写真で振り返るパネル展が、山形市で開かれている。「教訓から、助かる命があることを知ってほしい」という願いが込められている。
3月6日から始まったこのパネル展は、東日本大震災の記憶や経験を忘れずに後世に伝えようと、5年前から毎年開かれているもの。
会場には46枚のパネルが展示され、被災前と被災直後から復興までの10年の歩みなどを紹介している。
岩手・宮古市の写真を見てみると、震災前にはたくさんの住宅が建ち、ここで多くの人々が暮らしていた様子が伝わってくる。
しかし、大地震の直後、宮古市は約7メートルの大津波により景色が一変。
約10年後、荒れ果てた土地は整備され、新たな道路や工場が建てられるなど復興していく町の姿が写し出されている。
(来館者)
「忘れきれないというか、思い出す。見るとうるっとくる」
(来館者・当時5歳)
「自分が震源地の近くにいた時にどうしたらいいか、行動を気をつけていきたい」
パネル展を主催する団体は、写真や震災の資料などを通し「教訓から、助かる命があることを知ってほしい」と訴える。
(3.11伝承ロード推進機構・遠藤明事業部長)
「皆さんが住んでいる地域ではどのような自然災害リスクがあるのか、どのような行動をとるべきか、パネル展を通じて考えて、家族と話し合うきっかけになれば」
「写真で見る復興の歩み」パネル展は、山形市の文翔館で13日(金)午後1時まで開かれていて、無料で見ることができる。