整備方針が決まっていない九州新幹線長崎ルートについてJR九州の幹部は佐賀県議会で「南ルートの優位性などを聞きながら議論を深めていきたい」と述べ、佐賀・長崎との意見交換を早期に行いたい考えを示した。
JR九州 佐賀駅ルートのフル規格主張
3月10日に開かれた佐賀県議会の特別委員会にJR九州の松下琢磨常務が参考人として招かれた。JR九州が出席するのは約5年半ぶりとなる。
委員会では、整備方式が決まっていない新鳥栖‐武雄温泉間をめぐってルートや並行在来線に関する質問が相次いだ。

JR九州の松下常務は、佐賀駅を通るルートでのフル規格の整備以外は考えられないとした上で、次のように述べた。
「南ルートの優位性を聞き議論を」
JR九州 松下琢磨 常務:
(佐賀県の)山口知事が南ルートも一考に値するという認識を示されていると承知をしております。今後、二者、あるいは三者の意見交換などの場を通じて、南ルートの優位性など聞かせていただき議論を深めていきたい

松下常務はこのように述べ、佐賀県・長崎県との意見交換を早期に行いたい考えを示した。

また、並行在来線については経営分離を前提とせずに議論していく考えを示した。
一方、佐賀県の山口知事はこれに先立って3月2日に国土交通省の水嶋智事務次官を訪ね、九州新幹線長崎ルートについて非公開で面談。ルートについても踏み込んだ意見交換をしたとしていて今後の協議の行方が注目されている。
