人口減少を背景に学校の統廃合が相次ぐ中、今年度で閉校する富山市の浜黒崎小学校で、地域を挙げた催しが先週末、開かれました。
集まった地域住民は何世代にも渡る卒業生、同じ学び舎の思い出を共有しました。
富山市の浜黒崎小学校。7日に地域住民など約250人が集まりました。
*浜黒崎校下自治振興会 渡辺正蔵会長
「152年間の歴史に幕を閉じます。非常にさみしい限り」
小学校は今年度をもって閉校に。
自治振興会が最後に開いた催し、「ありがとうの会」です。
*浜黒崎校下自治振興会 渡辺正蔵会長
「ここで楽しい思い出。泣いた笑ったというのを思い出しながら過ごしていただければ」
集まった住民全員に共通するのは、幼い頃、ここで共に過ごした6年という月日です。
*浜黒崎校下自治振興会 宝田隆副会長
「この校舎。私も卒業するまで過ごさせていただきました。廊下、雑巾拭き。30mほど。私は宿題するの嫌いだったから、いつも先生に叱られていた。それで雑巾がけをさせられました。」
校舎に詰まった数えきれない思い出を招かれた歴代の校長や教員が語りました。
*歴代の校長
「全国大会、本当に素晴らしいものを残してくれたこと、今でも忘れていません。これも本当に地域の方々の熱意があったからと感謝しています」
*歴代の校長
「学校がなくなってしまうのはさみしい気もするが時代の流れ。でも浜黒崎は永遠に不滅です」
いくつもの時代を超えた小学校、何世代にも渡って地域の子どもたちを育みました。
「そのまんま、変わらん。この子の父親。 ちょっとイケメン。かっこいいです」
最後に児童と歴代の教員、そして、卒業生、全員で校歌を合唱しました。
*参加した住民(卒業生)
「久しぶりで楽しかった。校歌も聞けたし、しかも歌えました。ちゃんと。思い出はみんな残っている。それはずっと消えない。建物は残るし、人も変わらないので終わったという感じはない。この空間を大事にしていきたい。あったかい人が多いので」
*浜黒崎校下自治振興会 宝田隆副会長
「地域と子どもたちと先生とともに、実行していくのがいい」
浜黒崎小学校の児童たちは春から統合先の大広田小学校に通い、校舎は不登校の児童や生徒に配慮した県内初の「学びの多様化学校」、「古志はるかぜ学園」として生まれ変わります。
浜黒崎小学校では来週、富山市が主催する閉校式が行われます。