点差が開いても緩まずに自分たちのバスケを遂行

3月7・8日にスカイホール豊田で「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン」のB1リーグ第24節が行われ、シーホース三河は富山グラウジーズをホームに迎えた。三河は、GAME1を83-70で、GAME2も103-69で富山に勝利。連勝を3に伸ばした。

三河にとって1月28日以来となる久々のホームゲーム。富山グラウジーズは順位こそ西地区下位に沈むが、高いオフェンス力を誇り、気の抜ける相手ではない。CS争いが激化する状況を考えれば、三河としては落としたくないゲームだった。

GAME1は序盤から競った展開が続く。第3Q終了時は富山にリードを許し、敗戦の2文字もちらつく中、第4Q途中から20-0のランを生み出して逆転し、最後は突き放した。クラッチタイムで西田優大が連続得点を上げるなど、エースが勝利に貢献。試合を通したリードタイムは富山のほうが多かったほどで、苦しい試合を粘って勝ち切った。

GAME2はGAME1終盤の勢いそのままに、序盤からシュートが面白いように決まっていく。第1Qと第2Qで富山を圧倒し、前半を61-43で折り返す。

バスケットボールは、点差が広がると逆に難しい展開になる場合がある。昨シーズン、長崎ヴェルカ戦で27点差から逆転負けしたゲームがあった。その教訓が生きているのか、ハーフタイムにライアン・リッチマンHCは「後半も集中した状態で臨むこと、より良いバージョンでプレーすること。そしてターンオーバーについて修正すること」などを伝えたそう。GAME2終了後、西田優大もこう振り返る。

「GAME1は久々のゲームで、スタートから自分たちらしくない展開の中、我慢して勝ち切ることができました。GAME2は同じ展開に持ち込ませたくなかったので、スタートから気合いを入れました。前半は気持ちよく得点できていて、何をやってもうまくいく状態でした。ただ、ディフェンスについては自分たちが目標としているものがあるんですけど、それができていなかった。点差が開いたときにこそ、今日のようにディフェンスに目を向けてやり切るのが、今後の成長に向けて大切なことかなと思います。後半もトーンセットできて緩むことはなかったですし、今日は良かったと思います」

「大事な試合であるのは間違いない。でも、特別に意識はしない」(西田優大)

3月11日、次節はCS出場を争う琉球ゴールデンキングスとのナイトゲームだ。共に勝率は28勝13敗で並び、シーズンの結果を占う上で重要なゲームの一つになるのは間違いない。しかし、ライアンHCや選手の捉え方は少し違う。ライアンHCは「自分たちは成長するために、ひとつひとつの試合を同じように臨んでいきたい」と言う。西田優大も同様だ。「(どんな相手でも)気にしすぎず、目の前の試合に集中して、チームとして遂行力をぶらさずに臨みたい」と話す。

「(琉球戦は)大事な試合であるのは間違いないです。直接対決で勝ち越しているとはいえ、勝敗は同率ですし、ここを取るのか取らないのかで、大きな違いが出るのかなと思います。でも、そこに目を向けても仕方がない。ライアンが言ったように、成長のステップとして臨みたいです。バイウィーク明けの試合が始まるタイミングで、これからはすべての試合が大切だと話していて。だから、(点差が開いた)今日のゲームも最後までオフェンスもディフェンスもやり続けました。チームとして一つの方向を向き続けながらやれているので、それが必ず結果につながると思っています」

常に「カイゼン」を意識して、重要な一戦も平常心で。どんな相手でも自分たちのバスケを遂行する。たくましさを増した三河が3年連続のCS出場に向けて突き進む。

東海テレビ
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