アメリカとイスラエルによるイラン攻撃の影響で、原油価格が高騰しています。今後の影響について、野村総合研究所の木内登英エコノミストに話を聞きました。

 資源エネルギー庁によると、愛知県のレギュラーガソリンの価格は、1カ月前から既に4円あまり上昇しています。

 野村総合研究所の木内登英エコノミストによりますと、原油価格の上昇により、ガソリン価格は最も早く最も大きく上昇するということで、1カ月程度で大半が転嫁され、3割程度上昇する計算になるそうです。最悪のシナリオでは、リッター300円を超える可能性もあるということです。

 一方、電気代やガス代についてはどうなのでしょうか。

 東海地方の火力発電を担うJERAは、ホルムズ海峡付近を航行する船舶がなく、LNG=液化天然ガスの調達に影響はないそうです。

 東邦ガスも中東からはLNGを調達していないそうですが、木内さんによると、電気やガス料金は数カ月から半年程度をめどに緩やかに上昇するのではとしています。

 より身近な日用品は、原油から作られるプラスチック容器や包装材、化学繊維、塗料、接着剤など幅広く値上げすると予想されます。例えば、食品用のラップが3.6%、トイレットペーパーが1.5%など、必需品も例外なく上昇が見込まれます。

 さらに、肉や野菜、卵や魚といった食料品も上昇が予想されます。電気代と化学肥料の上昇にくわえ、輸送コストの上昇で価格転嫁もすすむためです。

 野菜の中でも、特にニンジンやトウモロコシは5%以上、卵も4.5%、肉類全般は1.8%などの上昇が予想されています。

東海テレビ
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