新潟県の新聞社・新潟日報社は6日、60代の元男性社員が、会社が事務局を務める一般財団法人の資金から、少なくとも550万円を不正に引き出し、私的流用していたと発表した。

■550万円を私的流用

新潟日報社は、60代の元男性社員が2022年から2023年にかけて、事務局を務める新潟博覧会記念財団の資金が入った口座から30回以上にわたって、少なくとも合わせて550万円を不正に引き出し、私的流用していたと発表した。

元社員は2021年4月から去年3月まで財団の会計や登記などの事務を担っていたが、本来複数人で行うはずの出入金を含む通帳の管理を1人で行い、不正行為を繰り返していた。

不正に引き出した資金は親族の療養費や自宅のローン返済に充てていて、毎年度末までに元社員が全額返金していたことから実損はなかったという。

新潟日報本社(新潟市中央区)
新潟日報本社(新潟市中央区)
この記事の画像(2枚)

■元社員「情けなくて恥ずかしい」

会見で新潟日報社の林康生専務は「正常な理性が保てていなかったのかもしれないというようなことを言いつつ、『情けなくて恥ずかしい』ということをしきりに繰り返していた」と話した。

新潟日報社は今後の調査で不正流用の総額が増える可能性があるとしている。

新潟日報社は再発防止策として、事務局を担う法人・団体も含め新潟日報社が管理する預貯金口座の管理体制を見直すとともに、経理担当が抜き打ちで検査を行うことや、全従業員を対象にしたコンプライアンス研修を実施するなどとしている。

NST新潟総合テレビ
NST新潟総合テレビ

新潟の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。