卒業や入学・引っ越しなど新生活の準備が本格化する3月。総務省の家計調査によると、25年3月の2人以上の世帯の消費支出は33万9232円と12月に次いで2番目多い支出額となっている。そんな年度末をお得に乗り切る節約方法とは?新潟県長岡市出身の丸山晴美さんに話を聞いた。
出費増える3月「1年間頑張った自分にご褒美を…」
卒業式や入学式など様々なベントが控える年度末。
期待に胸を膨らませている人も多い一方、出費も一気に増えるが、街の人は何に支出しているのか?
男性:
1年間働いて頑張った自分にご褒美でめっちゃ日本酒を買っちゃう。一升瓶で買うので2万円くらい。
大学生:
知り合いがちょうど引越ししたが、敷金・礼金、冷蔵庫とか家具で50万くらいは一気に出ると思う。大変だなと思った。
女性:
休みシーズンなのでスノボとスキー宿泊代。結構した。春服も買い始めたので出費が…しょうがない。春だから。
1年間頑張ったご褒美や旅行などにお金を使った人が多いようだ。
多額の出費懸念…“引っ越し”の節約ポイント
長岡市出身の節約アドバイザー・丸山晴美さんは「まず予算と優先順位を決めて、優先順位が高いものからお金を使うことが大事になっていく」と、予算と優先順位を決めておくことが年度末をうまく乗り切るコツだという。
中でも、新生活のスタートに伴い、多額の出費が懸念されるのが“引っ越し”だ。
3月は物件の争奪戦となるため、家賃の交渉は難しいと丸山さんは話す一方で、引っ越し費用については、お得なプランや軽トラックでの荷物の配送などを活用すると節約につながるという。
「一人暮らしを始めたいという方は単身パックだったら空きがあるというケースが結構ある。県内であれば赤帽を使う方法もある。赤帽というのは、軽貨物車両でドアtoドアで荷物を運んでくれるサービス。移動距離で値段が決まるので、近距離であれば使いやすいと思う。自分も同乗できるので交通費の節約にもなる。ただ、荷物は玄関先までなので、部屋への搬入は自分で行う必要がある」
ただ、3月は、そもそも予約が取りにくい時期でもある。
丸山さんは「全日本トラック協会が公表している混雑予想カレンダーを参考にできるだけ混雑していない日程を選ぶことも大切」だと呼びかける。
教科書や制服購入…卒業・入学は“スーツ”で節約!
また、学生や保護者からは「高校で教科書。来年度の販売があって5万くらいかかった」「高校が私立だったので入学金や制服代、頭から足元まで結構かかった。入学金とか合わせたら50万ほど1カ月でかかった」など入学や卒業にかかる出費についても嘆きの声が聞かれた。
高校生の子を持つ母親でもある丸山さんは、保護者が式典で着用するスーツなどで節約するのがおすすめだという。
「購入ではなくてレンタルという方法もあるが、一番お得な方法としては、私も結構やっていたが、背格好が似た友達同士で貸し借りする。これならクリーニング代だけで済む。お子さんの場合は、貸し借りもいいし、リサイクルショップやフリマアプリを活用するのもいいと思う。今はお子さんのサイズアウトした服をフリマアプリで売って、新しいものを買うというサイクルで、アプリ内で完結させている方も増えている」
スーツは頻繁に着用するものではないため貸し借りをしたり、フリマアプリやリサイクルショップで購入したりすると出費を抑えられるという。
出費が多くなる年度末。賢くお得に乗り切りたいところだ。
