3月に入り、続々とスーパーに並び始めた今が旬の「イチゴ」。

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イチゴを購入した人:
きょうは299円(税込み322円)だから買おうかなと思って…。この時期だから買うというのもあります。

旬まっただ中だからこその、お手軽な価格で並ぶ様々な種類のイチゴに、買い物客も足を止めてじっくり品定め。

「スーパーイズミ」の五味衛社長によると、イチゴの価格は最も高かった2025年12月の1パック1200円に対して、3分の1程度まで下がっており、この値段は3月いっぱいではないかといいます。

世はまさに“イチゴ戦国時代”

街の人たちが手頃な価格でおいしいイチゴが食べられる季節を満喫する中…、イチゴ業界は“イチゴ戦国時代”を迎えていました。

2月に行われた「第4回全国いちご選手権」。
各地から自慢のイチゴが集まる中、2025年まで3年連続で最高金賞を受賞していた、埼玉県の「あまりん」に代わって、栃木県の「とちあいか」が初の栄冠に輝きました。

“日本一おいしいイチゴ”の称号を得た「とちあいか」とは、どんな品種なのか。

『サン!シャイン』取材班が向かったのは、栃木・茂木町のイチゴ農家「鈴木ファーム」。こちらで育てている「とちあいか」も、「第4回全国いちご選手権」で銀賞を獲得しています。

鈴木ファーム 鈴木翔太代表:
根元の茎の部分がですね、へこんでいるというか、くぼんでいますので。縦に半分に包丁で切っていただくと、ハートの形になるのが特徴になっていますね。

根元まで真っ赤で大ぶりなイチゴ。味は、酸味が抑えられ強い甘みが特徴です。
さらに、生産者の鈴木さんには、ある“こだわり”があるそうで…。

鈴木ファーム 鈴木翔太代表:
イチゴが凍らない程度まで温度を下げて、赤くなるスピードを遅くして、木になっている時間を長くする。昼間は結構、温度がガーッと上がるんで、この温暖の差で結構甘さが出るので、甘さを追求している作り方をやっています。

専門家が教える!“イチ押”イチゴ

新たな品種が次々と誕生し、300種類以上のイチゴがシノギを削る「イチゴ戦国時代」。
いったいどんな品種が自分に合っていて、どれを買えばいいのか。豊洲市場で高級果物を取り扱う豊洲市場ドットコムの冲田篤史氏に詳しく聞きました!

豊洲市場ドットコム 冲田篤史氏:
今一番人気があるイチゴの特徴としては、酸味が少なくてとにかく甘い。スイーツのように一粒食べたら満足できるようなイチゴが人気となっております。(練乳などをかけていた)20~30年前とは大きく変わったなと思います。
そのゲームチェンジャーと言われているのが、埼玉県が生んだ「あまりん」という品種で、果肉も少し固くて一口食べれば、チョコレートを食べていても甘く感じるほどの甘さです。

――今回、最高金賞を受賞した「とちあいか」はどんな品種なんでしょうか?
「とちあいか」の特徴としては、果肉がしっかりしているのが今までになかったもので、この「とちあいか」の前が「とちおとめ」とこれは皆さんご存じかと思いますが、それより果肉がしっかりして、酸味が少なく甘みをより感じやすいと。

このほかにも、冲田氏オススメのイチゴとして、奈良が誇る高糖度イチゴ「古都華(ことか)」と、「SAKURA DROPS」があるといいます。

豊洲市場ドットコム 冲田篤史氏:
酸味と甘みのバランスがいいのが「古都華」の特徴ですね。香りがいいのも特徴です。
関西のイチゴなので関東圏のスーパーなどにはなかなか並びづらくはなっているのですが、百貨店や果物専門店では揃えていますので、ぜひ一度お召し上がりいただきたいです。

SAKURA DROPSを食べて、おいしさに驚く谷原キャスター
SAKURA DROPSを食べて、おいしさに驚く谷原キャスター

豊洲市場ドットコム 冲田篤史氏:
「SAKURA DROPS」は、本当に新品種といわれる品種で、2025年7月に登録がされて、2026年2月にシンガポールの「ドンドンドンキ」で販売が開始されたという。先に海外で販売が開始された品種になっています。
この品種は、今色々な気候変動があると思うのですが、そういったものに高速で対応していくという“高速育種”をうたって、株式会社CULTAというところが生み出した品種になっています。技術の高さがうかがえるかなと。

さらに、冲田氏によると「おいしいイチゴの見分け方」として、ヘタ側に裂けが生じている、さらにヘタ側にも膨らんで成長しているもの、表面からつぶが飛び出しているものは、かなり甘いイチゴだといいます。

――買った後のオススメの保存方法は?
豊洲市場ドットコム 冲田篤史氏:

スーパーでご購入いただくイチゴに関しては、2段重ねになっているものもありますので、なるべく一段にしていただいて、水分を切っていただくことが大事です。
やはり水があると、かびやすく腐りやすくなってきますので、できるだけ。あとは、野菜室ではなくどちらかというとチルドに入れていただいた方がいいかなと。

その際は、ヘタは取らず、洗わずに、容器にキッチンペーパーを敷いて、ヘタを下にしてイチゴ同士が触れないように保存するといいそうです。
(「サン!シャイン」 3月6日放送)