アメリカとイスラエルによるイラン攻撃を受け、原油の輸送ルートが事実上封鎖される中、早くもガソリン価格に影響が出ている。新潟市のガソリンスタンドでは、今後の価格高騰を懸念し、給油に訪れる人が多く見られた。

“ガソリン高騰”を警戒…給油客続々「通常の倍くらい」

多くの給油客が訪れていた新潟市西蒲区のガソリンスタンド。

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給油に訪れた人から聞かれたのは「最近の情勢を見ると、やっぱりガソリン上がるなと感じている」「イランと米国・イスラエルの軍事衝突が始まり、週末くらいから高くなるということで」と中東情勢の悪化による今後の値上げを警戒する声だ。

ガソリンスタンドを経営するイエストの平倉浩幸常務は「2月27日・28日くらいからニュースを聞いて、満タンにされるお客さんが大変多く来店している。通常の倍くらいには増えている」と話す。

暫定税率廃止で下落傾向も…ガソリン価格再び上昇

アメリカ・イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続き、日本が輸入する原油の80%が通過するエネルギー輸送の要衝・ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態となっていて、仕入れ価格はすでに上昇しているという。

イエスト 平倉浩幸 常務
イエスト 平倉浩幸 常務

平倉常務は「2月28日から3月3日までで、原油で10%上がっている。5日からまた3円以上、来週はもう2桁以上の大幅値上げになると思う」と語る。

暫定税率の廃止を受け、下落傾向にあったガソリン価格は、中東情勢の悪化を受け、再び上昇。

3月4日に発表された3月2日時点の新潟県内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均価格は前の週より2.1円高い159.1円だった。

こちらのガソリンスタンドでは、3日に5円値上げし、147円となっている。

「車ないと移動手段が」原油価格高騰の影響いつまで…

給油に訪れた人は「やっぱりつらい。ガソリンは生活に必要。新潟は車がないと移動手段がないので」「ガソリン価格が上がると、遠出にお金がかかる。嫌ですね。これ以上、上がらないことを願っている」と声を落とす。

国内では、25年末時点で約8カ月分の石油が備蓄されているため、直ちに供給がなくなることはないとみられているが、原油価格の高騰による影響がいつまで続くかは見通せない状況だ。

平倉常務は「直近ではとにかく原油が上がり、為替の問題もあり、使われる方は満タンにしていただくのが一番の策だと思う」とアドバイスを送るが、安定しないガソリン価格に気を揉む生活が続いている。

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NST新潟総合テレビ
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