長野県飯山市の「サービス付き高齢者住宅」に入居していた70代の男性が預金を着服されていた問題で、警察は、元所長の女を電子計算機使用詐欺の疑いで再逮捕するとともに、女の弟も同じ容疑で逮捕しました。
電子計算機使用詐欺の疑いで再逮捕されたのは、飯山市のサービス付き高齢者住宅「いいやまの郷」の元所長、千野明美容疑者57歳です。
また、千野容疑者の弟の一歳容疑者54歳も同じ容疑で逮捕されました。
警察によりますと、2020年2月、2人は共謀して、入居者の70代男性の銀行口座から、4回にわたってインターネットバンキングで一歳容疑者の個人口座に合わせて240万円を送金し、不正な利益を得た疑いです。
一歳容疑者は、当時、個人事業主として施設からの依頼を受け、施設の修繕や夜間の見守りを行っていたということです。
警察は、2人の認否を明らかにしていません。
千野容疑者は、2019年5月に、同じ男性の銀行口座からインターネットバンキングを使って199万円余りを自動車販売店に送金し、不正な利益を得た罪で、すでに逮捕・起訴されています。
男性の成年後見人などによりますと、男性は認知症を患っていて、預金通帳やキャッシュカードなどは、施設が管理していました。
入居していた2017年から2021年までの間に合わせて8000万円余りが無断で引き出されていたということです。
警察は、2人に余罪があるとみて捜査を進めています。