人手不足を背景に“超売り手市場”となっている高卒人材を取り込もうと、企業側の新たな動きも出てきています。

2月、福岡市で開かれた職業体験イベント。

その主役は高校生です。

◆袋詰めを体験
「陳列とか楽しそうだな」

◆左官を体験
「やってみたら結構楽しかった。就職候補に入るくらい楽しかった」

人手不足を背景に、いま熱い視線が向けられている高卒人材。

去年の春に就職した高校生の求人倍率は4.1倍と過去最高で、“超売り手市場”になっています。

こうした中、企業と高校生をつなぐ新たな形のイベントも生まれています。

◆記者リポート
「参加者は緊張な面持ちではありますが、明らかに高校生ではありません」

企業の説明を受けるのは高校生ではなく、その先生たちです。

「先生Fes」と銘打ったこのイベントは、“大人目線”を取り入れながら生徒に各職業の魅力を正確に伝えてもらおうと、県内などから10の企業と16の高校が参加しました。

高卒人材をめぐっては、3年以内に離職したのは37.9%と、大卒者を4.1ポイント上回るなどミスマッチも課題となっています。

◆宇美商業高校の進路担当
「ここ数年、工業高校とかその他の専門高校に届くような求人が来始めて、生徒にしては3年間は商業の勉強だから接点がない。我々が仕事を知って生徒に伝えられたら」

◆精華女子高校の進路担当
「女子生徒の中で『建設』って一番最初に出てくるワードではないと思うが、悩んでいる生徒に『こういうところあったよ』とか、『こういうところも女子生徒を必要としていた』と先生の中で共有できる」

参加した企業の狙いを聞いてみると…

◆西嶋電設 丸山恵美 社長
「先生たちや保護者さんの後押し、『いいよ、大丈夫だよ』という一押しが(生徒は)欲しい。先生たちとの交流を深めたいと思って参加しています」

若い人材を呼び込むためにこんな取り組みも…

◆西嶋電設 丸山恵美 社長
「Netflixの無料視聴です。新卒採用を欲しくてはじめました。若い子たちの興味を引くために、もうちょっと赤文字がいいですかね(笑)」

中には創業40年を超え、初めて高卒採用に乗り出した企業もありました。

◆共進建工 永江寿 社長
「今までハローワークや中途採用を主にやっていたが、人が入ってこない」

主催者は、全国各地でこのようなイベントを開催していて、企業と生徒との橋渡しを続けていくとしています。

◆ジンジブ 相良友貴さん
「生徒の目線じゃ分からない部分を先生が実態を聞いていって、生徒さんに情報を伝えていく。それが一番の効果」

テレビ西日本
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