特別国会が召集され、衆院選で大勝した自民党を中心とした国会運営が進められている。その自民党と対峙するため、衆院選直前に新党を結成した中道改革連合だが、参議院議員、そして地方組織の合流の行方も不透明となるなど迷走を続けている。
立憲民主党・公明党…“地方組織”の合流は?
2月下旬、新潟市中央区のホテルで開かれたのは、衆議院では立憲民主党と合流し、新党を結成した『公明党』の地方組織の賀詞交換会だ。

地方組織に残る公明党という党名…
新党結成が表明され、衆院選を直前に控えた1月中旬の立憲民主党県連の会議では、当時の代表・西村智奈美衆院議員は「参院議員と自治体議員、そして地方組織はそのまま立憲民主党として残っていただくということ。選挙が終わったら移行をしていくということで聞いている」と話していたが、中道改革連合は選挙で大敗。
新潟県内でも小選挙区では5つ全ての選挙区で自民党に敗れるという結果となった。
比例復活を果たした西村智奈美衆院議員は選挙結果を受け、党を割る可能性について言及され「どうなんでしょう。東京の雰囲気がどうなっているのか分からないが、今回の選挙結果をよく分析することが先ではないかという気がしている」と話すに留めた。
新党結成も足並み揃わず「方向性決まらないことには地方も…」
選挙後に合流していくという当初の想定が崩れる中、公明党新潟県本部の市村浩二代表は「まず中道の方向性が決まらないことには、地方としてもどうしていくかというところはなかなか見えていないという感じ」と話す。
特別国会では、参議院については立憲民主党と公明党が統一会派を組まず…。
首班指名選挙でも中道改革連合の新たな代表・小川淳也氏ではなく、立憲民主党の水岡俊一代表に投票する参院議員が出るなど足並みが揃っていない。
小川淳也代表は「直ちに合流とか、直ちに組織的課題を整理するにたとえ至らなくても、しっかり幹部間・各部会がコミュニケーションを取るという意味は小さくない。合流に向けた協議が何合目かと言われても、まだ始まったばかりなので登り口の駐車場に車を止めたぐらい」と話した。
「国民をがっかりさせてきた」離合集散の歴史
旧民主党の流れを組む政党で繰り返されてきたのが離合集散の歴史だ。
2012年、民主党の政権与党時代、消費税の増税をめぐる対立から衆参合わせて50人が離党し、分裂する事態に。
2016年には、民主党と維新の党が合流し、民進党ができたが、その翌年には衆院選の直前に小池都知事が率いた希望の党への合流を執行部が決断。希望の党・立憲民主党・無所属の3つに分裂した。
その後、紆余曲折を経て、現在の立憲民主党と国民民主党が残る形に…。
当時、菊田真紀子衆院議員は「これまでの離合集散という国民の皆さんをがっかりさせてきた。しっかりと結束をして、自民党一強に対峙していかなければいけない」と話していた。
再び“合流の道”選択も「焼け野原…大変な道のり始まる」
自民党に対峙する塊をつくる…このときの思いが再燃したのか。

今回、立憲民主党は衆院選の直前に、再び他党との合流の道を選択。結果として大きく議席を減らすことになった。
菊田氏は「焼け野原みたいな状況。これからどうやって立て直していくのか難しいし、正念場というか、大変な道のりが始まる」と選挙後にこぼした。
“焼け野原”と表現した現状に立憲民主党と公明党が一つの政党として結束していくのか、異なる道を歩いていくのか、その過程を有権者は厳しい視線で見つめている。
