首里城正殿を彩る「垂飾」の刺しゅうがこのほど完成し、長崎県の大学で公開されました。
25日にお披露目された「垂飾」の刺繍には、幅およそ4メートルの深紅の布地に、国王の権威を象徴する2体の龍や火焔宝珠のほか、縁起の良い五色の瑞雲など、きらびやかな文様があしらわれています。
垂飾は首里城正殿1階の御差床正面に飾られるものです。
令和の復元では、「琉球古刺繍」と呼ばれる伝統的な技法を研究する、那覇市首里出身で長崎県の活水女子大学の寺田貴子教授が手掛けました。
活水女子大学 寺田貴子 教授(那覇市出身):
琉球千鳥繍いと本綾織り繍いという裏に糸が渡らない、表面だけで処理しているけれども重厚感がある、この2つの刺しゅうは琉球独特でした
復元にあたっては技術の継承にも力を入れ、寺田教授の監修のもと、10人以上の若手技術者が関わり、刺繍を完成させました。
「垂飾」は京都での飾玉の縫い付け作業を経て、2026年秋の正殿完成とあわせて公開される予定です。