5月に行われる新潟県知事選挙。県市長会と町村会はそれぞれ3期目を目指して出馬を表明した花角知事を推薦することを決めた。一方で、野党が目指していた対抗馬の擁立については見通しが立っていない状況だ。
花角知事 3選出馬を表明「みずからの手で予算執行」
「意思を固めまして、3期目を目指す、挑戦をするということにしたいと思います」
新年度予算案を発表した会見で3期目を目指して5月の知事選に出馬すると表明した花角知事。予算をみずからの手で執行し、持続可能な暮らしやすい活力ある新潟を実現したいとしている。
「(2期で)まだ手が及ばなかったもの、成果が出なかったものをしっかりやっていきたい」
県市長会・町村会 花角知事を推薦「全力で応援」
この出馬表明を受け、県市長会が花角知事の推薦を決めたほか、県町村会も役員会で知事選の対応を協議した。
県町村会会長の品田宏夫刈羽村長は「全幅の信頼を置けるし、知事からも信頼を持って我々に相対してもらっているという評価の上で、3期目を目指すということで『全力で応援します』ということが決まった」と話し、県内の30市町村すべてが花角知事を推薦することになった。
自民党県連 衆院選での“全勝”生かし選挙戦へ
かねてから花角知事に出馬を要請していた自民党県連も支援体制を整えていく考えだ。
県連の岩村良一幹事長は「(衆院選で自民党が)高市政権の追い風に乗って全勝したということは、知事の出馬に対する環境・基盤については、非常にプラスの面が多かったのかなと思うし、これを生かして選挙戦に臨んでまいりたい」と意気込む。
野党 衆院選前は対抗馬擁立に意欲も…「これから対応検討」
一方、県政野党となる未来にいがたの大渕健県議は「前職・現職の中道・立憲の国会議員がいるので、そこと時間もないからこれから対応を検討していく。今、申し上げられるのは、それぐらいしかない」と話す。
7人の国会議員がいた立憲民主党県連は、25年末までは知事選への候補者擁立に意欲を見せていたが、公明党と結党した中道として挑んだ衆院選で大敗。
さらに地方組織は、まだ立憲民主党のままと党の立ち位置が定まっておらず、知事選の候補擁立については慎重にならざるを得ない状況だ。
中道・米山隆一氏の出馬「状況が整えばありうる」
かねてから出馬への思いを語っていた中道の前衆院議員・米山隆一氏は、NSTの取材に対し「県政に課題がないかと言えば、大いにある。立てられる状況なら立てるべきだと思うし、その中で自分が候補者となる可能性も、状況が整えばありうると思う。可能ならばという意思はある」と意欲を見せているが、それも野党側が候補者を立てられる状況にあるかがポイントだとしている。
中道の菊田真紀子衆院議員は「県知事選については公明党さんと一切何も話をしていないので、今後そういったことについても話をしなくてはいけない場面が出てくる」と話すに留めたが、まずは県内での組織をどう構築していくかが重要となる。
ただ、5月14日に控えている知事選の告示までは残り3カ月を切っている。
