久留米市にある福岡県立明善高校。1783年に当時の有馬藩が設置した学問所を起源とする県内有数の伝統校だ。この県内有数の伝統校の名前が“宇宙に進出”した。

「明善 Meizen」の名前が広い宇宙に飛び出す
2026年2月24日の明善高校で開かれたのは、明善高校にとって特別な式典だった。それは『小惑星の命名式』。学校名の『明善』が小惑星の名前に付けられたのだ。

『Meizen』と名前がつけられたのは、直径が推定で約3キロ。火星と木星の間を3年半かけて公転する小惑星。30年以上前に発見されたものの長い間、名前がつけられていなかった。

小惑星を発見したのは、これまで800個以上の小惑星を発見し、“小惑星ハンター”として知られているアマチュア天文家の渡辺和郎さん(70)。

2025年の秋、渡辺さんに明善高校の卒業生で友人の古賀之士さん(66・参議院議員)が『学校名に因んだ名前をつけて欲しい』と依頼したところ、世界の天文学者で構成されている国際組織、国際天文学連合(IAU)に認められ、実現に至ったものだ。
生徒会長の平松咲希さんは「1993年に発見された小惑星に私たちの学校名である『明善』という名がつけられたことを知り、大きな喜びを感じたとともに誇りを感じました」と挨拶。

小惑星『Meizen』の命名は、生徒たちにとって大きな喜びとなった。
夜空に広がる夢と感動
式典では、渡辺さんによる講演会も行われ、生徒たちは小惑星『Meizen』発見の経緯など、熱心に耳を傾けていた。

毎年、行われる文化祭ではプラネタリウムを制作している地球惑星部(クラブ活動)の男子部員は「本当にめっちゃびっくりしました。自分の学校の名前がつくって、やっぱりすごいじゃないですか」と驚きを隠さない。

また女子部員は「久留米からでは、なかなか小さい星までは見られないけど、きれいな星があると『あそこらへんにあるのかな』みたいな、結構、夢がありますね」と話していた。

小惑星の名前に日本の高校名がつけられるのは珍しいということで、明善高校では今後、小惑星『Meizen』を観測する機会を設けたいとしている。
(テレビ西日本)
