残り数十秒で同点に追いつかれ、日本史上初のワールドカップ出場を逃した『ドーハの悲劇』。

日本時間の深夜に放送されたにも関わらず、平均視聴率は48.1%(ビデオリサーチ社調べ)、当時のサッカー中継では1位となる視聴率を取った。

4月1日に放送された「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系列)では、各競技の選手がトップアスリートだからこそ知るとっておきの情報をクイズ形式で出題し、自ら考えたクイズを他競技のアスリートが答えるという企画「ジャンクQuiz」を開催。

司会の浜田雅功さんが「アスリート・元アスリートなら必ず答えられるはず!」とプレッシャーをかける中、日本代表選手として活躍していた武田修宏さんが、「ドーハの悲劇」の頃の日本代表の『日給』を明かした。

『ドーハの悲劇』の頃の日給は?

 
 
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番組では、「ドーハの悲劇の頃の、サッカー日本代表選手の1日あたりの報酬はいくら?」というクイズを武田さんが出題し、他のアスリートたちが回答した。

アーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)の元日本代表青木愛さんは「野球やサッカー選手は凄くもらっている気がする」として「日給300万円」と回答。一方、パラ水泳日本代表の一ノ瀬メイ選手は「日給をもらえるだけ羨ましい」と話し、「日給1000円」と答えた。

武田さんが明かした正解は、「日給9000円」。

『ドーハの悲劇』の頃のサッカー盛り上がりを覚えていた出演者は、一様に驚きの声をあげていた。

当時はまだプロリーグができる前で、勝利ボーナスも無い中、名誉のために日本代表として戦っていたそうだ。
その後、ラモス瑠偉選手や三浦知良選手などが、日本サッカー協会と交渉して日当が出るようになったと明かした。

長野五輪のスピードスケート金メダリストの清水宏保さんは「日給100万円」と大間違いだったが、「引退後の武田さんの西麻布での活躍を見たら、それくらいもらっているのかなと思った」と笑いを誘っていた。

トップアスリートの金銭事情

 
 

メダリストでも、金銭事情は様々。

平昌五輪で銅メダルをとったモーグルの原大智選手は「JOCから100万円もらい、他には色々な人に美味しいご飯を奢ってもらったり、ジャンクスポーツに出られたりしています」と嬉しそうに話した。

ソルトレイク五輪で惜しくも銀メダルだった清水選手は「金メダルを逃したことで、損失があった。エイベックスの松浦社長にフェラーリをプレゼントしてもらえる約束だったのにもらえなかった」と悔しがった。

また、ラグビー日本代表の笹倉康誉選手とホラニ龍コリニアシ選手は「その週に一番試合で活躍した人が1000円分のコーヒー券がもらえる」と打ち明け、司会のダウンタウン浜田雅功さんは「もうちょっとなんとかしてやってくれ!」とツッコミを入れていた。

 
 

6月から始まるFIFAワールドカップロシア大会、2019年のラグビーワールドカップ、2020年オリンピックパラリンピック東京大会など、様々な競技の国際大会が次々と開催される中、トップアスリートの金銭事情はどう変わって行くのか、気になるところだ。

『ジャンクSPORTS』毎週日曜日19:00~19:57放送