3月25日からチェコ・プラハで開幕する世界フィギュアスケート選手権。
この大会は、「世界一」の称号と来年の世界選手権の出場枠がかかった今シーズンを締めくくる重要な一戦だ。
女子はミラノ・コルティナ五輪団体・個人銀メダリスト坂本花織、銅メダリスト中井亜美、4位の千葉百音が出場する。金メダリストのアリサ・リウは欠場を発表しているものの、トリプルアクセルジャンパー、アンバー・グレンをはじめミラノ・コルティナ五輪で活躍した海外勢も数多く出場する。
今季シニア転向し五輪出場
世界選手権初出場となる17歳の中井亜美。2023年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得したものの、長くケガに苦しめられるなど決して順風満帆な競技生活ではなかった。
今季シニアに転向し、国際大会デビュー戦となったグランプリシリーズフランス杯で優勝すると、勢いそのままグランプリファイナルにも進出し、銀メダルを獲得。
全日本選手権でも4位と国内外で安定した成績を残し、ミラノ・コルティナ五輪の代表の座をつかみとった。
今年2月、ミラノの夢舞台でも17歳の勢いは止まらなかった。
ショートプログラムですべてのジャンプを着氷させると、スピン・ステップもすべてレベル4を獲得し、自己ベスト更新の首位発進。
最終滑走で迎えたフリーは「もっとできるはずなのに最後までやり切れなかったのはほんの少し悔しかった」と話題となった首をかしげる“あざとポーズ”が飛び出した。
初の大舞台で中井は、ショートとフリースケーティング両方で大技トリプルアクセルを成功させるという、浅田真央、樋口新葉に次ぐ日本女子史上3人目の快挙を達成。日本フィギュア界史上最年少で銅メダルを獲得した。
