3月25日からチェコ・プラハで開催される世界フィギュアスケート選手権。

この大会は、「世界一」の称号と来年の世界選手権の枠がかかった今シーズンを締めくくる重要な一戦だ。

ペアはミラノ・コルティナ五輪金メダリストの“りくりゅう”こと三浦璃来・木原龍一組が出場を辞退。“ゆなすみ”こと長岡柚奈・森口澄士組の1組が出場する。

五輪の大舞台で流した悔し涙

結成3シーズン目にして、日本ペア史上初の五輪2枠目を勝ち取り、四大陸選手権では銅メダルを獲得するなど、今季大きな成長を遂げた長岡・森口組。

12月の全日本選手権では高得点をたたき出し2度目の優勝
12月の全日本選手権では高得点をたたき出し2度目の優勝
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12月末の全日本選手権では、長岡が大会前の公式練習で右ひざを負傷するアクシデントに見舞われるも今季世界5位、去年の世界選手権銅メダル相当の215.30点をたたき出し、2度目の優勝を果たした。

そして今年2月、着実に実力と自信をつけ、「上位入賞を目指して」挑んだミラノ・コルティナ五輪。

初の大舞台に立った2人だったが、スロージャンプやサイドバイサイドジャンプでのミスが響きショートプログラム19位。上位16組に届かずフリープログラムを滑ることができなかった。

森口が長岡を支え笑顔でリンクを降りたものの、その後の取材では2人とも涙がこらえきれなかった。

しかし、「ここで絶対に終わらない。もっといい演技ができるように突き進みたい」と涙をぬぐいながら話した森口の言葉通り、2人はすぐにミラノのプラクティスリンクで練習を再開。

「ペアのフリーの日に2人で4年後に向けた話し合いをした。4年後はメダルを目指して頑張ろうって。強い気持ちを2人で話した」(森口)

「もっとうまくなりたい、4年後絶対いい演技をしてメダルを取りたいといった、ポジティブなほうに転換できる悔しさだった」(長岡)