6日も真夏日に迫る気温を観測した東京。
新宿の街を行く人に目をやると、多くの人が暑い中、マスクをしていました。
このマスクについて、気になる調査結果が出ています。
2025年3月に行われた調査によると、20代で「マスクを着ける日が多い」と回答したのは、女性が約6割、男性が半数近くでした。
さらに、マスクを普段着ける人の中で「ずっと着けたままが多い」という回答の割合は、20代女性が59.7%と最も多い結果となったのです。
渋谷でマスクを着けていた人に話を聞いたところ、「ちょっと風邪気味なので、マスクはした方がいいかなと思って」「イベントとかいろいろ諸事情の予定があったりするので、一応マスクを着けてる」と、目的があって着用している人がいる一方、「特に理由はないです。癖で。何も考えずに着けてる」と、特に理由はなくマスクを着ける人も。
さらには「(マスクは)外したい。自分の顔があまり好きじゃないから外せない」という、外したいけど外せないという声。
なぜ、このような状況が起きているのでしょうか。
あさなぎクリニックの精神科医・反田克彦院長は「(マスクが)ないといられない、していないと人前に出られないということになると、マスク依存ということになると思います。女性が多い。若い方に多いような印象があります」と指摘しました。
反田院長によると、外見を見られたくないという理由や、表情から自分の内面を探られたくないなどの理由が考えられるといいます。
あさなぎクリニック・反田克彦院長:
マスクをしていることで外に出られる人たちにとっては、あえて無理に外そうと思わない方がいい。外したいけど外せないという人は、(マスクを外すことに)抵抗が少ない場面から外す練習をしていくのがいいんじゃないか。