4年に1度のサッカーの祭典「FIFAワールドカップ2026」北中米大会が11日午後1時(日本時間12日午前4時)、メキシコシティーで行われる1次リーグA組のメキシコ対南アフリカで開幕する。

アメリカ、カナダ、メキシコによる史上初の3カ国共催で、出場国は従来の32から48へと拡大された。決勝は7月19日(日本時間20日)。16会場で全104試合が行われるサッカー史上最大規模の大会だ。

今大会には48カ国から過去最多となる1248人が登録された。世界中のスター選手から新星までが集結し、約1カ月にわたる熱戦を繰り広げる。

メッシとロナウド 前人未到の6大会連続出場へ

今大会最大の見どころの1つが、サッカー界を代表するレジェンドたちの存在だ。

リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ギジェルモ・オチョア
リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ギジェルモ・オチョア
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アルゼンチン代表のリオネル・メッシ、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド、そしてメキシコ代表GKのギジェルモ・オチョア。この3人は史上最多となる6大会連続出場を果たす。

前回大会で悲願の世界制覇を成し遂げたメッシは38歳。ロナウドは41歳となった。共に長年世界最高峰でプレーしてきたが、年齢を考えれば今回が最後のワールドカップとなる可能性もある。

サッカー界を彩ってきた2人が、最後の大舞台でどんな足跡を残すのか。世界中の注目が集まる。

最年長43歳、最年少17歳 世代を超えた夢舞台

今大会はベテランと若手が同じ舞台に立つ大会でもある。

クレイグ・ゴードン、ジルベルト・モラ
クレイグ・ゴードン、ジルベルト・モラ

最年長はスコットランド代表GK、クレイグ・ゴードンの43歳162日。最年少は開催国メキシコ代表MFジルベルト・モラの17歳240日で、その差は25歳以上に及ぶ。

FIFAによると、登録選手1248人のうち891人がW杯初出場。20歳未満の選手は22人、40歳以上の選手は7人となっている。

経験豊富なベテランが最後の挑戦に臨む一方、新たなスター候補たちも世界デビューの瞬間を迎える。

長友佑都は5度目のW杯 世界のレジェンドたちと肩を並べる

日本代表では39歳のDF長友佑都が5大会連続でワールドカップメンバー入りを果たした。

日本代表・長友佑都
日本代表・長友佑都

2010年南アフリカ大会から16年。日本サッカー界を支え続けてきた長友は、今大会登録選手の中でも9番目の年長者だ。

ロナウドやルカ・モドリッチ、マヌエル・ノイアーら世界的名手と並び、5度目の夢舞台に立つ。

日本は14日(日本時間15日)の初戦でオランダと対戦。その後、チュニジア、スウェーデンと戦う。

これまでの最高成績はベスト16。森保ジャパンが悲願のベスト8、さらにその先へ進めるかにも注目が集まる。

初出場4カ国 拡大されたW杯が生んだ新たな歴史

出場枠の拡大は、新たな物語も生み出した。

カーボベルデ、キュラソー、ヨルダン、ウズベキスタンが初めてワールドカップ出場を果たす。

これまで夢舞台に届かなかった国々にも門戸が開かれ、ワールドカップはより多様で、より世界を映す大会へと変化した。

史上初の48カ国開催は、新たなサッカー地図を描く大会でもある。

世界の視線は北中米へ

前回王者アルゼンチンは、史上3チーム目となる連覇を目指す。

フランス、スペイン、イングランド、ブラジルなどの強豪も頂点を狙う。

そして日本は新たな歴史を刻めるのか。

メッシとロナウドの最後の挑戦かもしれない大会であり、新たなスターが誕生する大会でもある。

48カ国、1248人による史上最大のワールドカップ。
世界中の視線が、北中米へと注がれている。

【ひと目でわかる北中米ワールドカップ】
大会概要
•    出場国:48カ国(前回32カ国)
•    登録選手:1248人
•    試合数:104試合
•    共催:アメリカ、カナダ、メキシコ
•    開幕:6月11日(日本時間12日)
•    決勝:7月19日(日本時間20日)

最多出場(歴代最多)
•    リオネル・メッシ(アルゼンチン)6大会目
•    クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)6大会目
•    ギジェルモ・オチョア(メキシコ)6大会目

日本代表
•    最多出場:長友佑都(5大会目)
•    ワールドカップ初出場:13人

最年長トップ10(開幕日時点)
1位 クレイグ・ゴードン(スコットランド)43歳162日
2位 C・ロナウド(ポルトガル)41歳126日
3位 オチョア(メキシコ)40歳333日
4位 モドリッチ(クロアチア)40歳275日
5位 ジェコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)40歳86日
6位 ノイアー(ドイツ)40歳76日
7位 ヴォジーニャ(カーボベルデ)40歳8日
8位 ムスレラ(ウルグアイ)39歳360日
9位 長友佑都(日本)39歳272日
10位 ガリンデス(エクアドル)39歳73日

最年少
•    ジルベルト・モラ(メキシコ)17歳240日

初出場国
•    カーボベルデ
•    キュラソー
•    ヨルダン
•    ウズベキスタン

【執筆:小杉基(フジテレビ報道局 国際取材部デスク)】

小杉基
小杉基

フジテレビ報道局国際取材部デスク。警視庁、神奈川県警、東京地検特捜部、ソウル支局特派員などを経て現職。横浜F・マリノスを30年以上応援し、Jリーグ、日本代表戦、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、プレミアリーグなどを国内外で現地観戦している。現在も東京都社会人リーグでゴールキーパーとしてプレーするほか、アジア各地の在留邦人サッカー大会「J-ASIA」に出場し、ミャンマー、インド、中国、香港、タイ、インドネシア、マレーシアでプレー経験を持つ。JFA公認4級審判員。