衆院選は富山県内3つの選挙区すべてで自民が議席を独占し、比例代表でも2議席を獲得しました。自民党が小選挙区の議席を独占するのはこれで6回連続となります。

今回富山1区では、不適切な党員登録があった前職の田畑裕明さんを公認候補の選考から外し、新たに中田宏さんを擁立しました。

候補者を差し替えたことで、前回選挙で野党候補に流れた票も取り戻し、多くの有権者から支持を集める結果となりました。
これは自民党の刷新や政治手腕への期待の表れであり、中田さんには富山の政治家としてその期待に応えてもらいたいと思います。


そして比例では、田畑さんと古井さんが当選を確実にしています。
田畑さんは自民党県連や富山市連から、いわばノーを突きつけられたわけですが、結果的に田畑さんは国会に戻る権利を得ました。

ただ今回は、有権者が直接、田畑さんの名前を書いて投票した訳ではなく、富山の有権者の信任を得たとは必ずしも言い切れません。
BBTの調査では、田畑さんが小選挙区に出馬していた場合、投票したと回答した人は少数でした。
田畑さんには今回、小選挙区の公認候補から除外されたことを重く受け止め、県都、富山市で失われた政治の信頼回復を図ることが求められます。
一方、こうした、足並みが揃わない自民に対し、野党は攻勢をかける絶好のチャンスだったわけですが、高市総理人気の自民党の前に屈する結果となりました。
今後、県内政界は、一枚岩にひびが入ったままの自民党の行方と、新党、中道改革連合をはじめ、野党がどう巻き返すのか、有権者は、しっかり注視していくことが必要です。
真冬の超短期決戦、今回の投票率は、県内3つの小選挙区全体で53.25%でした。おととし10月の前回より、1.44ポイント低くなりました。
今回の選挙は、解散から公示まで非常に短期間となり、一部地域で、投票所入場券の発送に遅れが出たことや、雪の影響で投票率が低下するとの見方があり、前半、期日前投票は、低調に推移しました。
しかし後半は好天で、期日前投票者が増え、最終的に前回には届かないものの、53%を超えました。
(富山テレビ放送)
