関西テレビとJX通信は今月3日から5日にかけて、衆議院選挙の情勢について、近畿2府4県と徳島県の有権者を対象にインターネット調査を実施しました。

まだ投票行動を決めていない人も多く、投票日までに情勢が変わる可能性があります。

兵庫8区の候補者(届け出順・敬称略)
・青山繁晴(自民・新)
・広川欣絵(中道・新)
・板東正恵(共産・新)
・徳安淳子(維新・前)
・長谷川羽衣子(れいわ・新)

兵庫8区は、自民の新人・青山さんがやや優勢、維新の前職・徳安さんと中道の弘川さんが追う形です。共産の板東さん、れいわの長谷川さんは苦しい戦いです。

■兵庫8区のポイントは「伝統の議席」。「公明票の行方は?」

この選挙区を取材している関西テレビ鈴木祐輔記者の解説です。

兵庫8区のポイントは「“伝統の議席”。公明票の行方は?」ということです。

小選挙区制度が始まって30年という話がありましたが、兵庫8区は=(イコール)尼崎市。尼崎市を地盤とした公明党の衆議院議員は、60年近くいるのです。

中選挙区時代の1967年=昭和42年以降、20回の選挙で落選したのは、わずか1回ということで、支持母体の創価学会では「伝統の議席」と呼んでいるという、公明党の牙城だったわけです。

立憲民主党と公明党によって、中道改革連合ができ、そこから立憲民主党出身の弘川さんが出ました。

■「公明票」7割は中道候補も 2割が自民・1割が維新へ流れるか

公明票がどれだけ、弘川さんに流れるのか。われわれ、いろいろ取材をしました。創価学会にも取材をしましたし、陣営にも、それから有権者の方にも取材しました。

そして取材の結果、中道の弘川さんに7割、自民党の青山さんに2割、維新の徳安さんに1割。このように流れていきそうです。

いろいろ取材しますと、弘川さんに対する創価学会員の評価が結構高いようです。「ちゃんとしてはる人や」とか、「非常に元気もあるわ」といった声が聞こえてきました。

ただ、課題があるとすると、無党派層への浸透というのは今弱くて、ここがもうちょっと最後の追い込みで広がらないと厳しいという状況にあります。

■無党派層は「高市人気」で自民候補へ?

今の「高市人気」というのがありますので、無党派層の人気を一番集めそうなのが青山さんです。

テレビ出演も多かったですから、「選挙には興味はないんだけれども、演説は聞いてみよう」と、演説に耳を傾けるという方も何人かいらっしゃいました。

青山さんには公明票の2割程度が流れると見ています。

これまで学会員に勧められて、公明党の候補に入れていたという人が、今回それがなくって自民を選ぶ。青山さんを選ぶというケースがどうやら多いようです。

■維新も支持広げる尼崎

そして尼崎という場所は、大阪のすぐ隣ということで、実は結構、日本維新の会が支持を広げてきているところなんです。

地元の市議会は第2党が維新という状況で、維新の徳安さんにも、学会票が1割ほど流れるのではないかと分析しています。

徳安さんは地元には県議として密着してきたという実績、それから衆議院議員を1期やった実績と、”リベラル系が苦手な人”だとか、それから”保守系なんだけれども、主張の強い青山さんはちょっと苦手”という人が流れ込んでいるという取材結果でした。

(関西テレビ「newsランナー」2026年2月6日放送)

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