2月6日は「ノリの日」です。

雨が降らない日が続く中、福岡県内のノリの生産者は不安を募らせています。

柳川市の二ッ河小学校。

6日の給食に登場したのは、有明海でとれた「ノリ」です。

子供たちにノリのおいしさを知ってもらおうと、福岡有明海漁連が毎年「ノリの日」の2月6日に地元の小学校に提供しています。

でもなぜ、2月6日がノリの日なのでしょうか。

日本で初めての体系的な法律である大宝律令では、ノリが租税のひとつとされていました。

その大宝律令が施行された日が西暦702年2月6日であることから、「ノリの日」と定められたのです。

今年とれたばかりのノリを味わった子供たちは…。

◆小学6年生
「おいしい。パリパリ」

「最高にうまいです。無限に食べられる」

「ノリを食べて、ノリノリ~」

子供たちにも大人気の有明ノリ。

今から収穫の最盛期を迎える生産地で、今年の出来を聞きました。

◆福岡有明海漁連 境真秋さん
「植物性のプランクトンが大量発生していて、色が浅くなるような現象が発生している。やはり栄養がないということで成長も少しストップがかかる。そういう面では収穫量も減るのでは」

有明海ではプランクトンの大量発生により、3年前からノリの不作が続いています。

さらにここ数年は単価の高騰で在庫が積みあがっていて、2月開かれた入札会では1枚あたり約21円に。

前年の同じ時期と比べて4円下がるなど、厳しい状況が続いています。

そして今、プランクトンの増殖に加え、新たな懸念となっているのが…

◆福岡有明海漁連 境真秋さん
「今、雨が降らない。昭和50年以降でみると1番雨が少ない年だと言われている」

福岡管区気象台では柳川市の降水量の計測を昭和51年から行っていますが、今年1月の雨量は過去最少に。

県内各地で水不足が深刻化しています。

現在、大野城市や太宰府市など7つの自治体で蛇口の水圧を弱める減圧給水が行われています。

◆太宰府市民
「蛇口ひねったときの水圧が低い。シャーって出ていたのが、チョロチョロみたいになる」

「孫がお風呂入って遊ぶから『だめよ、だめよ』ってしょっちゅう覗いて注意している」

私たちの生活に影響を及ぼし始めている水不足。

今後さらに深刻化すれば、ノリの生育にも影響が出るおそれがあります。

ダムの水は山から田畑を通り、栄養分を含みながら川を通って海へ流れていきます。

しかし、ダムの放水量が少なくなると、こうした栄養分が海まで届かずノリの生育に影響が出ます。

さらに、ノリの加工にも大量の水が必要です。

今後、生産地でも減圧給水や断水が起きるのではと不安が広がっています。

◆福岡有明海漁連 境真秋さん
「とても不安ですね、このままいくと。通常なら4月中旬くらいまでみなさん頑張って生産を続けるが、途中で断念せざるを得なくなるかもしれない。とりあえず『雨』ですね」

福岡県内の水不足は日に日に悪化しており、筑後川水系の主要6つのダムの貯水率は、6日時点で16.9%となりました。

1週間前は20.1%だったので、確実に減っています。

すでに県内7つの自治体が減圧給水を実施していますが、このまま雨が少ない状況が続けば、2月中旬にも糸島市と太宰府市が夜間断水に踏み切る可能性があるそうです。

さらに福岡市もこのまま雨が少なければ「給水制限をする可能性がある」ということです。

テレビ西日本
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