広島市の顧客の自宅から現金を奪った後、放火した罪などに問われている野村証券の元社員の男の裁判員裁判が始まり、男は、殺意を否認しました。
起訴内容などによりますと、野村証券の元社員、梶原優星被告(30)は、おととし7月、広島市西区の住宅で、顧客だった80代の女性に睡眠薬を服用させ昏睡状態にしたうえで、寝室の押し入れにあった現金およそ1800万円を強盗した後、放火した罪に問われています。
6日の初公判で梶原被告は現金を盗んだことと、証拠隠滅のために放火したことを認めた一方、「殺害しようとしていません」と殺意を否認。
弁護側は、殺害目的での放火や女性を昏睡状態にして強盗した罪などについては無罪を主張しました。
一方、検察側は、梶原被告は為替取引の損失が2000万円を超えたことから犯行を計画し、殺害することも想定していたと主張しています。