高齢過疎化が進む離島の医療に新しい試み。愛媛県松山市の沖合に浮かぶ忽那諸島で5日、医薬品をドローンで運ぶ実証実験が行われました。
青木稜悟記者:
「拠点の病院から離島へと医薬品をのせたドローンが到着しました。医薬品をのせた段ボールが下から見えます」
松山市の沖合に浮かぶ忽那諸島。人が住む島は9つあり、離島の間の物流は、これまで船に頼ってきたたなか、去年10月から導入が検討されているのが、ドローンの活用です。
この忽那諸島の医療の拠点は中島。この島で運用にむけた初めての実証実験が行われました。この実験に取り組んだのは、松山市と伊予銀行などで作る「愛媛スマートシティ推進協議会」のメンバーや医師らです。
今回の実証実験では、ドローンが実際に中島の病院から約5.5キロ離れた睦月島の港まで飛び、医薬品に見立てた荷物を降ろすことができたことを確認しました。また中島から約6.5キロ離れた怒和島にも到着できました。
ドローンのスピードは最大で時速72キロ。フェリーよりも速く、最大で5.5キロまで積むことができるということです。
実際に運用が始まれば、オンライン診療と組み合わせることで、医師や薬剤師らが現地に行かなくても、会計のために事務員1人が島に行くだけで対応できるようになるということです。
なかじま中央病院・栗林亮理事長:
「かなり効率的に運営できるようになると実感しました。(このままでは)離島診療を持続的にすることが難しいと思います。なんとか患者さんに理解が得られるように丁寧に説明したい」
担当者は、実用化に向けて実証実験からレベルを上げ、試験的な運用を始めたいとしています。
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