けたたましく鳴り響く警報ベル。
3日に電車内で起きた、モバイルバッテリーの発火事故を捉えた映像です。

撮影したのは、その電車に偶然乗り合わせた、お笑いトリオ「ネルソンズ」の青山フォール勝ちさん(40)。
「イット!」の取材に対し、当時の状況を明かしました。

発生したのは3日午後5時前、都営新宿線・森下駅の電車内で「モバイルバッテリーから火が出た」と通報がありました。

ネルソンズ・青山フォール勝ちさん:
乗っている電車の真横の横の車両ですね。非常停止ボタンみたいな感じが鳴ったのかな、ジリリっていうふうに鳴って、“とんでもないこと起きていそうだな”と思って。

そして、隣の車両で煙が上がっているのを確認。
車両にいた人たちと駅に降りたといいます。

ネルソンズ・青山フォール勝ちさん:
最初すごく煙がもくもくしていて、四角い物体からめちゃくちゃ煙噴いていて。正直マジ爆弾かなんかかと思って、めちゃくちゃ煙出ていたんで。

この時とっさにカメラを回したものの、恐怖を感じて、すぐにその場から離れたといいます。

ネルソンズ・青山フォール勝ちさん:
発煙筒ぐらい出ていたイメージですけどね。結果そんなに出ていないですけど、あの場にいたときはそれぐらい、それこそ爆弾と思っちゃうぐらい。導火線に火ついてバーってなんか出ているみたいな。においもプラスチックとゴムのにおいみたいのがした。何人か気分悪くなってる方いましたね。エレベーターとかで運ばれている人いましたね。

乗客2人が煙を吸うなどして体調不良を訴え、一時運転見合わせとなりました。

ネルソンズ・青山フォール勝ちさん:
モバイルバッテリーって本当にあんなことになるんだと…。本当に怖かったですね。

先日、総務省消防庁が公表した全国調査では、リチウムイオン電池による火災の件数は2022年は601件、2023年は739件、2024年は982件と年々、増加傾向。

原因の多くは落下など外部からの衝撃や高い気温の中での使用などが挙げられています。

さらに、NITE(製品評価技術基盤機構)によると、冬場でも注意が必要だといいます。

NITE製品安全広報課・宮川七重課長:
例えばストーブの前やファンヒーターの風、熱い風が出てくるところに置いて使ったり充電したりすると、最終的に発火のリスクが高まる。

さらに、急激な温度変化により起きる結露も気を付けなければなりません。

NITE製品安全広報課・宮川七重課長:
寒い外から帰ってきて暖かい部屋の中に入った時、内部の部品のところが結露してしまうと、余分なところに電気の回路ができてしまって、それが事故につながるようなことが考えられる。

急激な温度変化を防ぐため、バッテリーを玄関などにいったん置き、その後、部屋に移す方がいいとしています。

青井実キャスター:
柳澤さん、モバイルバッテリーそして電車内、怖いですね。

SPキャスター・柳澤秀夫氏:
ほとんどの人が持っていると思って間違いないぐらいですから、どこで火を噴くか分からないというのは怖いですね。

宮司愛海キャスター:
モバイルバッテリーを持ち歩く方もたくさんいらっしゃると思いますが、そういった際の注意点としては、「落としたら使用を控えること」「後ろのポケットに入れて座るなどして圧力をかけないこと」、それからこの時期寒いですから、カイロを持っている方がいらっしゃるかもしれませんが「カイロと接するような使い方をしない」などの注意が必要だということです。意外とやりがちな部分もありますよね。

SPキャスター・柳澤秀夫氏:
航空会社では機内に持ち込んで、しかも見えるところに置いてくれというぐらい注意喚起していますから、それを思うと、モバイルバッテリーというのは常に、いつ発火するか分からない危険なものだという意識は持っておく必要があると思います。

青井実キャスター:
夏場だけかと思いましたが、冬場は寒いので急激な温度変化に弱いとしたら、気をつけなきゃいけないってことですね。

SPキャスター・柳澤秀夫氏:
品質の良しあしもあるかもしれませんが、危険性は常にあるという意識は持った方がいいですね。