日本を訪れた外国人旅行者数が過去最多を更新する中、多すぎる外国人旅行者により東京の風景に変化が生じています。
5日、渋谷駅前にできていた行列。
何がお目当てかを確かめに先頭まで行ってみると、そこでは、外国人観光客がハチ公と記念撮影をしていました。
外国人観光客は「ハチ公で写真を撮るのが夢だった」「ハチ公の写真を撮るのに並んでいる。ハチ公はとても有名だから」「ハチ公像を見に来た」「娘にいつもハチ公の物語を話していたの」と話しました。
2025年の1年間に日本を訪れた外国人旅行者の数は史上初めて4000万人を超え、過去最多となる4268万3600人に到達。
インバウンド消費額も約9兆4559億円と、同じく過去最高を更新しました。
外国人旅行者は日本のどこに魅力を感じているのでしょうか。
街で話を聞くと、「京都や広島に行く予定。すし食べたい」「きのう東京タワーを見に行った。都会のライトが見えるから、本当にきれい。うどん大好き」「カツ丼本当においしい」「富士山を見に行きたい」などの声が聞かれました。
番組では今回、外国人旅行者が急増しているという意外な場所を原宿で発見しました。
それが、眼鏡の量販店「Zoff」です。
店内で眼鏡を選ぶ客の半分以上が外国人。
アメリカのカリフォルニアから来たという夫婦は「ずっとYouTubeで見てて、日本のメガネを買うのはいいよって(みんなが言ってて)。なので(旅行)計画に入れました」と話しました。
また、オーストラリアから来たという女性2人組は「TikTokで見たから来た。オーストラリアでは(メガネは)高いから、そしてすごく待つの。高いし、めちゃくちゃ待つ。オーストラリアでは2~3週間は待つ」と話します。
オーストラリアではできあがりまで2週間から3週間待ちだという眼鏡が、ここでは最短30分で完成です。
「軽くていいね。ぜーんぶ見える!」とスピードに加え眼鏡の仕上がりにも大満足の様子。
ブラジルから来たというカップルも眼鏡をお買い上げ。
男性は「日本のレンズが世界的に有名なのは知っていたよ」と語り、かけ心地についても「ナイス、グッドメガネ。品質も最高だよね」と話すと、よほど気に入ったようで早速眼鏡をかけ店をあとにしました。
Zoffでは外国人客が前の年と比べ約180%も増加。
これを踏まえ、海外への発送サービスや免税に加え、外国人客に向けた対応の充実を図っているといいます。
Zoff広報担当・山田弥穂さん:
海外の言語を話せるスタッフが増え、自動測定器などで様々な言語に対応。英語であったり、中国語・フランス語など多言語で対応。
物の消費に加え外国人旅行者が高い関心を寄せるのが日本の「食」。
それも寿司、天ぷら、ラーメンだけではありません。
人気なのは、ご飯に具をたっぷり入れてふわっふわに握った日本人のソウルフード「おにぎり」です。
おにぎり戸越屋 渋谷道玄坂店・栗原景子さん:
日によっては、ここのテーブル全席が海外の方で埋め尽くされることも多々ある。日本のお客さんから“海外に来たかと思った”と言われることもあるので。
増えた外国人客に向けて、店内のメニューや注意書きを英語でも表記。
これまで店の人気メニューは卵黄、そぼろや鮭などの具でしたが、外国人向けに「スパイシーツナマヨ」や「うま辛豚汁」などのピリ辛メニューも追加したところ、人気を呼んでいるといいます。
一方で、外国人の対応に困る場面もあるのだとか。
おにぎり戸越屋 渋谷道玄坂店・栗原景子さん:
おにぎりとお寿司の違いが分かっていないお客さんが意外と多く、ワサビありますか?とかショウガありますか?とよく聞かれるので、「イッツ おにぎり、ライスボール イズ ノット すし」という感じで。
外国人旅行者のさらなる増加に伴い、東京の風景はさらに変わっていきそうです。