帝国データバンクによると、隠岐のブランドイワガキ「春香」を生産する島根県海士町の水産会社「海士いわがき生産」が、1月26日に神戸地裁尼崎支部から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。
海士町の水産会社「海士いわがき生産」は、2002年4月に設立された養殖イワガキの生産業者で、ブランド「イワガキ」の「春香(はるか)」を生産。
2010年に島根県の「美味しまね認証」を取得するなどブランド力を高め、県内外の飲食店やホテルなどに販路を広げてきました。
2019年9月期までの年売上高は約1億円で推移していましたが、コロナ禍で飲食店や宿泊施設向けの販売が急減し、2020年9月期の年売上高は3割程度にまで落ち込みました。
その後は若干の回復の兆しを見せたものの、コロナ禍前までの売り上げ水準には回復しなかったため債務超過に陥り、事業継続を断念。2025年6月10日までに事業を停止していました。負債総額は約1億円だということです。
この会社では、隠岐のブランドイワガキ「春香」の半分程度を生産していましたが、今後は海士町が主体となって生産態勢を立て直したいとしています。