寒い時期に美味しくなるイチゴ。富山県内には10箇所以上のイチゴ狩りができる施設があるが、中でもユニークな体験を提供している農家がある。クロスランドおやべに程近い「宇川農産」では、幻想的なイルミネーションに彩られた「ナイトイチゴ狩り」を楽しむことができるのだ。

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夜のハウスを彩るイルミネーションの中で楽しむイチゴ狩り

日が沈み、外は雪が降る寒い夕方6時。しかし、農業用ハウスの中に一歩足を踏み入れると、そこは幻想的な光の世界が広がっている。キラキラと輝くイルミネーションに包まれ、甘い香りが漂うハウスの中では、珍しい「ナイトイチゴ狩り」が行われているのだ。

地域の新たな特産品を目指して6年前にオープンした宇川農産。若い世代に利用してもらえる特別感のある施設を作りたいという思いから、このナイトイチゴ狩りが始まったという。

「この辺は田舎なので、特別感のある施設が無いなと思い、若い方に利用してもらえる施設を考えて作りました」と語るのは、宇川農産の宇川純矢さん。

ハウス内を彩る赤いライトには、装飾以上の役割がある。宇川さんによれば「これは赤外線で、飾りと成長促進を兼ねて、はやく赤くなったり、甘くなったりするためのライトとして使っています」とのこと。美しさと機能性を両立させた工夫だ。

5種類のイチゴの食べ比べが楽しめる

イチゴ狩りの時間は、昼は30分、夜は40分の食べ放題。多くの客が15〜20分ほどでギブアップするという中、取材班も挑戦してみた。

宇川農産では全部で5種類のイチゴを栽培しており、それぞれに特徴がある。

今が一番食べ頃という「紅ほっぺ」は、つやつやとしてジューシーな甘さが特徴だ。

「恋みのり」は大粒で食べごたえがあり、半分に切るとハートの形になるキュートなイチゴ。少し青りんごのようなさわやかな味わいがする。

また、艶やかな真珠のような見た目が特徴の「パールホワイト」は、「身が白くて、種が赤いのが食べ頃です」と宇川さん。上品な甘さが印象的なこのイチゴも、食べ比べの楽しさを高めてくれる。

「イチゴは特徴のあるものを栽培しているので、食べ比べして、楽しいと思います」と宇川さんは話す。

写真映えも抜群の特別な体験

宇川農産のナイトイチゴ狩りは、食べるだけでなく、見て楽しむ要素も大きい。イチゴと光が相まって写真映えすると、特に若い世代から人気を集めている。

外から見ればムーディーな雰囲気のハウス内で、美しいイルミネーションのもと甘いイチゴを味わうのは、確かにちょっぴり贅沢な体験だ。

宇川農産では、土日祝日の日中にイチゴ狩りを行っており、夜のイチゴ狩りは月に1回程度開催している。来月は、2月14日のバレンタインデーに予定しているとのこと。ロマンチックなデートスポットとしても注目されそうだ。

見て楽しく、食べてもおいしい「ナイトイチゴ狩り」。富山の冬の夜を彩る新しい体験として、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。 

(富山テレビ放送)

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