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【連載記事:ログインの未来を創るスタジオメッシュストーリー(全3部;第2部)】
株式会社スタジオメッシュは“誰もが安全簡単にログインできる世界を実現する”というミッションを掲げて設立された会社です。【ログインの未来を創るスタジオメッシュストーリー(全3部)】の第2部では、具体的にどのようなサービスを通して、どのような価値を届けているのかを、開発代表取締役・清田雄平氏と開発チームリーダー・松井浩司氏に語っていただきました。
経験に裏付けられた知識と技術力。IDaaS導入、ID基盤構築のパイオニア
株式会社スタジオメッシュが、設立以来、提供してきたのは、複数のサービスを運営する大手クライアントに対する共通ID基盤です。従来、オンラインサービスのID認証システムは、各企業が独自に開発し実装する場合が少なくありませんでした。しかしセキュリティリスクが高まるにつれ、独自開発では堅牢なセキュリティを維持することが困難となり、近年は、IDaaS(Identity as a Service)というIDに特化した外部サービスを活用することが一般的になりつつあります。
ただしIDaaSは、多機能ゆえに使いこなすには開発スキルや専門知識を要します。また、現在、広く普及するIDaaSは、ほとんどが外資系企業が提供するプロダクトのため、日本の民法や個人情報保護法、日本特有の画面遷移に準じたカスタマイズが必要です。また、IDaaSは認証認可の核となる機能に特化しているため、プロフィール登録やID変更など、アカウントの運用機能は、利用企業が独自に作り込む必要があります。そういったハードルを乗り越えるには、経験に裏付けられた知識と技術が必要です。
スタジオメッシュ社の強みは、まさにそこにあります。代表取締役・清田雄平氏は、電力会社の社員として、独学でIDaaSの知識を身につけ、苦労しながら社内のID基盤を構築した経験を持ちます。そのノウハウはエンタープライズのシステム構築を受託する大手SIerからも頼りにされるほどです。しかも、そのノウハウを凝縮した『AuthConnect』を活用すれば、通常は半年から1年以上かかる開発期間を最長1ヶ月程度に短縮し、なおかつ開発コストは10分の1にまで圧縮可能です。その強みを背景に、スタジオメッシュ社は、IDaaS導入、またはID基盤構築におけるオンリーワンとしての立場を築きつつあります。
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使いやすさを犠牲にしない、ゼロフリクションなログインUIを設計
ID基盤構築の難しさは、技術上の問題だけではありません。ID登録数が何百万件にも登る巨大なオンラインサービスが、度々、ログインUIの悪さからユーザーの不評を買う理由はどこにあるのでしょうか。
その要因として推察できるのは、システム開発における認証認可システムの優先度の低さです。大手SIerに約10年間在籍し、金融機関などに向けたプロジェクトでマネジメント経験を持つ、開発チームリーダー・松井浩司氏が語ります。
「本人確認は正解がない世界です。開発者の経験をもとに“これで良いだろう”と何となく作っていることは少なくないと思われます。本人確認が重要であることは間違いありませんが、そのためのUIが意識されることはほとんどありません。コストも労力もログイン後の画面や機能の作り込みに集中しがちです」(松井氏)
このような状況の中、同社がこだわってきたのが、ユーザーの意図を阻害しないログイン体験です。例えばソーシャルログインは、本来なら普段利用しているSNSや大手プラットフォームのアカウントでログインできる便利な認証方式です。しかし実際には、一度メールアドレスで新規登録した上でSNSアカウントと紐づける必要があったり、ソーシャルアカウントで登録したにも関わらずログイン時にメールアドレスが求められたり、使いにくいソーシャルログインを実装したサービスが溢れています。そういった混乱を避けるため、同社が行っているのが、“ゼロフリクションなソーシャルログインUX(以下、ZSL)“という基本概念に沿ったID基盤構築です。“フリクション(friction)”とは、「摩擦」や「軋轢」といった意味を持ちます。“ZSL”とは、ユーザーの手間や、ストレス、障壁を極限まで減らしたソーシャルログインUXを指します。
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「ユーザーの意図に沿った設計をすることが私達の仕事です。それを実現するための仕組みを作って『AuthConnect』にも組み込んでいます。ZSLはあくまでも選択肢の1つですが、ユーザーの使いやすさを考えて、UXや画面に表示する文言には非常に気をつけています」(清田氏)
認証認可の最先端技術に取り組んでいるという自負を持ち、楽しめるエンジニアが集まるチーム
セキュリティの領域では安全性のためには多少利便性が損なわれても仕方がないと思われがちです。リスクを負って使いやすさを追求するよりは、他社のレベルに合わせておいた方が無難と判断するケースも少なくありません。清田氏が名古屋大学との共同研究を行うのは、サービス提供者のそのような常識や意識を変えたいという思いからです。すでに、そこで得た知見は、同社が手掛ける実際のプロジェクトでも生かされています。
中部電力が桑名市で行う実証実験として立ち上げた高齢者向けサービスは、同社がID基盤構築に携わったことで、ログイン体験が劇的に改善されたと言います。
「名古屋大学の先生や学生から、高齢者にとって分かりにくいポイントを洗い出してもらいました。そんな視点もあるのかという気付きがたくさん得られたことは非常に有意義でしたし、その気づきを反映したことでUXは確実に向上しました。ログインUIに対する関心が高まれば、我々が提供するサービスの価値にも気づいていただけますし、結果的に世の中のオンラインサービスのログイン体験が向上され、ユーザーの満足度も高まります。そのような循環を生み出したいと考えています」(松井氏)
スタジオメッシュ社が目指す誰もが安心・簡単にログインできる仕組みは、デジタル社会が発展する上では不可欠な要素であり、今後はニーズが高まっていくに違いありません。同社は今後、デジタルIDウォレットの実証実験を含め、プロジェクトが増える手応えを感じながら、開発体制の強化にも取り組み始めています。認証認可のノウハウを社内に蓄積するために、エンジニアの正社員採用にも注力中です。
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「開発チームのメンバーには、認証認可の最先端技術に取り組んでいるという自負を持ち、楽しみながら仕事をして欲しいと思っています。特定領域の専門性でお金をいただく会社ですので、我々から提案することも多いですし、お客様の事業に対する影響力は一般の受託開発会社の比ではありません。そのような環境を楽しむ素養がある方と一緒に、ミッションの達成を目指して仕事ができることを楽しみにしています」(清田氏)
最終回となる第3部では、スタジオメッシュの「組織文化」にフォーカス。最先端技術を追求するエンジニアたちが、どのような想いでチームを創り、個々の専門性を発揮しているのか。同社が大切にしている価値観と、未来のメンバーへ向けたメッセージをお届けします。【2026年1月下旬 公開予定】
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■過去の記事はこちら
[第1部:スタジオメッシュが目指す“誰もが安全・簡単にログインできる世界”]
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