1月27日公示された衆院選。各候補の思いが凝縮されている第一声について、AIを使いながら分析していきます。
激戦が予想される岩手3区は、前の議員・元議員・新人の三つどもえとなっています。
花巻市や奥州市、一関市など県南7つの市と町からなる岩手3区。
立候補しているのは、届け出順に中道改革連合の前の議員・小沢一郎氏(83)、自民党の元議員・藤原崇氏(42)、参政党の新人・及川泰輔氏(47)の3人です。
1月27日の第一声を「テキストマイニング」という手法で分析しました。
政策や選挙に関する言葉を集計して多く使われた言葉が大きく表示されています。
演説と併せて一人ずつ見ていきます。
奥州市出身、中道改革連合の前の議員・小沢一郎氏(83)は他の候補の応援のため公示日を東京で迎えました。
中道・前 小沢一郎氏
「高市政権の安泰を図るための自己保身のための選挙でしかない。こんなやり方が私は国民に支持されるはずはない」
報道陣の取材に答えた9分47秒を分析すると、最も時間をかけたのは「人口減少」で2分50秒。
そして「地元での選挙活動」、「野党の団結」と続いています。
テキストマイニングで目立つのは「地域間格差」「国民の生活が第一」「政界再編」といった言葉です。
「国民の暮らしを優先した原点に返った政権をつくりたい」と語りました。
中道・前 小沢一郎氏
「一番の基本は日本の人口が減っているということです。弱肉強食的な政治のやり方が結局、所得の格差、地域間の格差、あるいは業種間の格差、いろいろな格差を生んでいて、先進国で日本だけですよ、人口減少しているのは。政治の仕組みを根本から変えないといけない」
西和賀町出身、自民党の元議員・藤原崇氏(42)
自民・元 藤原崇氏
「この岩手の県南地域、北東北で一番にぎやかなそういう地域にしていくことができます。しなければいけない」
8分19秒の第一声の中で最も時間を使ったのが「県南への思い」で4分9秒。
そして「コメ政策」、「物価高対策」と続いています。
自民・元 藤原崇氏
「コメが大事だとちゃんとやっていかなければいけない。予算をつける所にはつけないといけない。我々の岩手県、農業もまだまだ伸びていきます」
テキストマイニングでは「103万円の壁」「物価高」「暫定税率」「高市」という言葉が目立ちます。
高市政権が発足後、手取りを増やすための税制改革を行ったことに触れスピード感ある物価高対策をアピールしました。
自民・元 藤原崇氏
「昨年誕生した高市政権のもとでスピード感を持って支援をやっています。ガソリンの暫定税率も廃止となりました。補正予算で電気・ガスの補助もしっかりとやっていく。そして、103万円の壁もしっかりと乗り越えてきた。この3カ月間で高市政権しっかりと成果を出しています」
奥州市在住、参政党の新人・及川泰輔氏(47)
参政・新 及川泰輔氏
「一人一人が日本、『IamJapan』というものを掲げております。自分たち一人一人がこの日本を体現していかなくてはならない。そして今置かれているこの日本の状況を自分ごととして考えていかなければならない。そういったメッセージを込めております」
6分58秒の中で最も長い2分3秒を使ったのが、参政党のキャッチフレーズにふれた「政治への思い」。
そして「政権交代の必要性」「子供たちの未来」「しがらみのない政党」と続いています。
テキストマイニングでは「失われた30年」「日本の政治」「しがらみ」といった言葉が大きく表示されています。
「若者と子供たちに追い風を送るためしがらみのない新しい政党に任せてほしい」と訴えました。
参政・新 及川泰輔氏
「政権交代とか世代交代とか、そんなことよりも主役交代の選挙だと思っております。この場合、主役というのは私たち参政党に変えてくれという意味ではないんですよ。有権者の皆さん、国民の手に日本の政治を取り戻してくれという風に言ってるんです。皆さんよく言うじゃないですか、しがらみのない政治だって。しかし、しがらみを持っているのは、ひょっとしたら皆さんなのかもしれないんです」
中道の前の議員に自民の元議員、参政の新人が挑み三つどもえの戦いで火花を散らす岩手3区。
投票日は2月8日です。