バレンタインデーまであと1カ月を切り、金沢市の香林坊大和では、チョコレート試食会の開催や有名パティシエの店舗オープンなど、バレンタイン商戦が本格的に始まった。今年はカカオ価格の高騰により例年より品ぞろえに変化が見られるなか、消費者たちは早くも自分へのご褒美や大切な人へのプレゼント選びに熱心な様子を見せている。

金沢市の香林坊大和でバレンタイン商戦が本格スタート

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「もうすぐ近づくバレンタイン、香林坊大和ではおすすめのチョコレートを試食できる試食会が行われています」

石川県金沢市のデパート、香林坊大和では今月29日から始まる「ショコラの祭典」を前に、バレンタイン試食会が開催された。この試食会には抽選で選ばれた女性21人が参加し、金沢で人気の「カカオテ」や人気海外ブランドなど、大和一押しの14種類のチョコレートを味わう機会を得た。

試食会に参加した女性は「バレンタインはいつも見た目から入って、チョコレートが純粋に好きなので、今年もチョコレートを選ぶ。」と話し、別の参加者は「数あるとお値段がするので、こうやってバラで食べる機会がない。食べたことないところも食べられるので、美味しかったら買ってみたい。」と期待を寄せていた。

カカオ価格高騰が商品構成に影響

今年の特徴として、カカオの価格高騰により、チョコレート製品の価格が3割から4割ほど高くなっていることが挙げられる。こうした状況を受けて、香林坊大和では例年よりもチョコレートを使用したブラウニーやクッキーなどの取り扱いを増やしているという。

世界的パティシエの新店舗が地下1階にオープン

香林坊大和の地下1階には、この日「パティスリーローブ花鏡庵」がオープンした。この店を手がけるのは、パティシエの平瀬祥子さんだ。

平瀬さんは、世界15カ国で展開するフランスのレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」2020年度版でベストパティシエ賞を受賞。さらに、ミシュランガイド東京で8年連続1つ星を獲得したレストランでデザートを手がけるなど、世界的に注目されているパティシエである。

店内には、加賀の棒茶を使ったショコラや、のどぐろやいしるを使ったクッキーなど、石川県産の食材を組み合わせた商品が並んでいる。地元の素材を活かした独創的な菓子作りが、来店客の目を引いている。

「レストラン、東京の方に行って、平瀬さんにまたお会いしたくて」と話す来店客は、「メレンゲとか焼き菓子を買いました。楽しみです。」と購入した商品について語った。

地元食材を活かした独創的な菓子作りが魅力

パティスリーローブ花鏡庵の平瀬祥子さんは「石川県ならではのところ、レストランパティシエというのをあわせて、バリエーションを増やして、ここでしか食べられない焼き菓子を増やしていこうと思っています。」と今後の展望を語った。

バレンタインシーズンの新たな選択肢

香林坊大和では、伝統的なチョコレートギフトに加え、今年は価格高騰を考慮した商品展開や、世界的パティシエによる地元食材を活かした新店舗のオープンなど、消費者に多様な選択肢を提供している。

バレンタインまでの期間、ギフト選びに悩む人々にとって、試食会や新店舗は貴重な情報収集の場となりそうだ。そして、「ショコラの祭典」が始まる29日からは、さらに多くの人々で香林坊大和が賑わうことだろう。

平瀬さんが手がける「パティスリーローブ花鏡庵」の独創的な菓子は、今年のバレンタインシーズンの新たな注目商品として、地元金沢の人々だけでなく、観光客にも喜ばれるギフトになりそうだ。

(石川テレビ)

石川テレビ
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