国土交通省四国運輸局は1月21日、観音寺市の伊吹観音寺航路を運航している船会社「真鍋海運」に輸送の安全確保に関する命令を出しました。

運輸局によりますと、2025年10月12日、真鍋海運の旅客船「POPEYE2」が、瀬戸内国際芸術祭(秋会期)開催中だった伊吹島の港を出航中に、別の漁船と衝突する事故がありました。船には乗員乗客83人が乗っていましたが、ケガ人や油の流出はありませんでした。

「POPEYE2」は芸術祭に合わせて用意した予備の船で、四国運輸局が事故を受けて真鍋海運に立入検査を行ったところ、船の定員のうち船員が2人までとなっているところに3人が乗り、船舶安全法に違反するなど、12件の違反事実が確認されたということです。

四国運輸局は真鍋海運に対し、2月20日までに、定員を超えて旅客や船員を船に乗せないことや、船内巡視の実施、アルコール検知器を使った検査体制の構築など、12の項目について、改善のために講じた具体的な措置を報告するよう求めています。

四国運輸局が香川県内の船会社にこの命令を出すのは2026年に入って2件目で、もう1件も瀬戸内国際芸術祭の秋会期中に離島航路を運航していた、多度津町の船会社に対するものでした。

岡山放送
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