突如浮上した、通常国会冒頭での衆議院解散の動き。
解散風の前で、私たちの暮らしはどうなるのだろうか。
北海道各地で強い風が吹き荒れた3連休。もうひとつ、1月10日ごろから突如吹き始めたのが、「解散風」だ。
自民党内では、高市総理が1月23日に召集される見通しの通常国会の冒頭で、解散に踏み切るのではないかという見方が広がっている。
冬の解散総選挙に道民からは驚きと納得の声
納得、驚き…北海道民の受け止めは様々だ。
「なぜ今なのかとちょっと疑問だ」
「正直、冬の時期に選挙は止めてほしい。きちんとやることやってから解散してほしい」
「(解散総選挙で)これからの国民に良い政治になってくれれば。どこまで高市首相がやってくれるのか期待している」(いずれも有権者)

物価高対策が遅れることへの懸念も。
「とにかく物価高対策が全然行き届いてない。コメはずっと高いままで生活が楽になった実感はない。物価高対策してくれれば助かる気はする」(いずれも有権者)

北海道与野党は解散総選挙へ臨戦態勢
北海道の与野党トップは早くも臨戦態勢だ。
「道内の各選挙区支部長に緊張感を持ってしっかりと選挙戦への準備をするよう働きかける」(自民党道連 武部新会長)

「この解散はあまりにも身勝手だ。道連幹事長から直接、各支部にこれまでの取り組みをさらに加速するよう指示している」(立憲民主党道連 勝部賢志代表)

一方、連立離脱後、初めての選挙となる見通しの公明党は。
「どんなことがあっても(衆院選で)勝たなければならない」「もう真っ赤になって炎のように燃える思いだ。燃えています」(公明党北海道本部 佐藤英道代表)
前回2024年の衆院選は自民党安倍派の「政治とカネ問題」に揺れ、北海道12選挙区で自公は3勝9敗と大敗。
北海道の各選挙区でも突然吹き荒れた解散風に準備を加速させている。

解散の狙いは?
リベンジを目指すこの人は。
「選挙カーやポスターなど急ピッチで準備を進めたい」「(選挙の)事務所も借りなければならないので早速スタッフが不動産店で相談している」(自民党 和田義明氏)
通常国会冒頭での解散は1990年以来、36年ぶり。
高市総理はなぜこの時期に解散に踏み切ろうとしているのだろうか。

「(自民党は衆院で)過半数に大きく届かない状況にある。今、選挙に打って出て、多くの議席を獲得することでより強い政権基盤を衆院で獲得したいとの思惑がある」(国学院大学 山本健太郎教授)
解散となったときに心配されるのが物価高対策などの経済対策。
これを含む新年度予算の年度内の成立は難しくなる。
「(解散で高校無償化など)半ば決まっていたことが不透明になることもある。(解散で)状況が変わってしまうかもしれないと覚悟しなければならない。しばらく有権者が耐えなくてはならないということになってしまうところが懸念される」(山本教授)
