「着物で高校生活」です。和装が好きな高校生とその友人が今週「着物姿」で学校生活を送りました。普段着としての和装の課題を探り、さらに魅力を発信していこうという取り組みです。
先生:
「中国史が、ユーラシア全体にも変化が起きていきました」
2年生の世界史の授業。私服の生徒たちの中に、着物姿の女子高校生が。宮本珂奈さん(17)です。
私服校の上田高校。服装は自由とはいえ珍しい光景です。
上田高校・宮本珂奈さん:
「着物を日常生活で着ることで、和装はどんな問題が実際出てくるのか知りたかった」
幼い頃から着物などの伝統衣装が好きな宮本さん。動画投稿サイトなどで着付けも覚え休日には着物で出かけることもあります。
ただ―。
上田高校・宮本珂奈さん:
「『袴を着て登校したい』と親に言ったが反対されて、どうして和装で来られないのかずっと思っていた」
そこで、課題を探求する高校の授業「探究活動」のテーマを「着物・和装」に決めました。
自ら着物姿で高校生活を送ることでなぜ、普段着として選ばれなくなったのかを調べることにしました。
友人ら4人も協力。着物は東京に本社を置く企業から提供を受け1月13日から4日間、学校生活を送りました。
宮本さんに協力・藤沢万葉さん:
「着物を着ることによって授業も気を引き締めて受けることができた」
宮本さんに協力・義家咲穂さん:
「すてきだねと褒めてもらえたり、先生にも話しかけられてコミュニケーションが増えた気がする」
国語の教諭も協力!
上田高校・浅沼志穂教諭:
「私も着てみたりすると、意外といけるな。普段、和装するものいいなと思いました」
他の生徒は―。
2年生:
「明るくなりますよね、他の生徒も何人か和服の人いるけど、面白いなと思って。(機会があったら次、着てみたい?)ちょっと思います(笑)」
昼食時は―。
宮本さんに協力・義家さん:
「気分が全然違うので、おいしく感じると思う」
着物をほとんど着ないという友人から貴重な意見も。
協力した友人2人:
「(着物だと気を使っちゃう?)それはそうですね」
宮本さん:
「あ、そうなんだ」
宮本さんに協力・義家さん:
「ポットにスープとかみそ汁とか入れて持ってきてるけど、汚したくないから(持ってきてない)」
着物・和装で過ごした4日間。慣れていない友人は着付けはもちろん、階段などの移動でも苦労していました。
一方、慣れている宮本さんは、ほとんど変わらずに生活できたということです。
宮本さんはもっと魅力を発信し多くの人が着ることになれば「普段着」としての「着物・和装」の可能性が広がるのではと考えています。
上田高校・宮本珂奈さん:
「着付けとかは大変なイメージがあるけど、かわいいと思ってもらえたりするなら、もっと好きになってもらえる道があるんじゃないのか。和装について、もっともっと発信できならな」
宮本さんは今後、課題などをまとめ1月28日に学校で発表します。着物とスカートを組み合わせるなど着方の工夫も提案する予定です。