立憲民主党と公明党は、衆院選に向けて結成する新党の名前を「中道改革連合(略称は『中道』)」にすると発表しました。
この新党結成で今後、衆院選にどんな影響が出てくるのか、フジテレビ・高田圭太政治部長とともにお伝えします。
遠藤玲子キャスター:
新党、「中道改革連合」まだ言い慣れませんけれども、この名前が先ほど会見で発表されて、党名の意味合いについて、「中道」は右にも左にも傾かず、熟議を通して解を見いだしていく。「改革」は生活者ファースト目線で現実的な政策を打ち出す。「連合」は幅広く賛同する人に来てほしい。という思いを込めていると説明されました。
青井実キャスター:
「連合」の「幅広く賛同する人に来てほしい」、というところですが、すんなり立憲、公明の衆議院議員の方は行くのでしょうか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
立憲民主党では一部、今回のプロセスに反発している議員、原口さんなどいますので、そういった方は参加しない可能性がありますが、ほとんどの人はついていく状況ですね。
青井実キャスター:
比例代表の名簿上位の話ですけれども、公明党出身者を優遇するという話も出ているわけですが、逆に立憲の出身者の方は納得するのでしょうか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
前回、立憲民主党の比例復活だった議員によると、やはり今回、公明党の議員が比例の上位に来るのは痛手だと。一方で、公明党と一緒になることで底上げ効果もあり、そこには期待したいので期待と不安両方だなと。
青井実キャスター:
基本、立憲の方は小選挙区で頑張るというスタンスになっていると。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
それしかない。ですが、比例ももちろん何人かは入りますが、まずは自分の力でどこまで頑張れるかということですね。
遠藤玲子キャスター:
そして気になるのが、新党結成で自民党の票がどうなるのかという点なんですが、2025年の10月、自民・公明の連立を解消した際には、とある自民党議員からは、公明党からの票が大体1万票だったので、次の選挙はかなり厳しくなるのではないかという分析がありました。
実際に公明票1万がマイナスになった場合、自民党はどうなるのか。前回の衆議院選挙の小選挙区で見てみますと、自民党133人の議員が当選したんですが、そのうち1万票がなかったと考えると、全国で27の選挙区で当落に影響が出るのではないかという計算になります。
その顔触れは、現職の大臣だったり元閣僚だったりと、かなり大物の政治家たちが出てくる可能性があるということなんですね。
青井実キャスター:
この辺りは2025年の話ですから、公明票が落ちると計算できた可能性もありますよね。ただ、こういった面々がもしかしたら可能性があるということで。
遠藤玲子キャスター:
さらに、新党が結成されることによって、立憲出身者に公明党票の1万票がさらに流れた場合、自民党はマイナス1万票で、さらに立憲に1万票プラスされるわけですから、合計で2万票の効果もあるといわれていて、さらに影響が拡大しそうなんです。
この公明票が及ぼす2万票の効果を計算してみると、新たに15の選挙区で自民党が立憲に逆転されてしまうという計算も出ていて、その顔触れとしては元大臣だったり現職の大臣だったりと。
青井実キャスター:
最大で42議席影響が出るかもしれないということですが、どうみますか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
そうかもしれないが、その可能性は低いと思います。このシミュレーション、いろいろ新聞とかでもやられたり永田町で出回っているんですけど、恐らくそこまではいかないと。
前回の2024年10月の石破さんの時の支持率というのはまだ53.3%で、しかも選挙の時に2000万円問題、いわゆる裏金問題がさらに広がって、40%台までその後落ちてるんですよ。
今、高市さんは75.9%ありますから、そう考えると自民党の票も固まるし、それ以上に無党派の票がもっと取れると。そうすると公明党で失った票よりも無党派の票が伸びると、むしろ落選した候補が当選してくる例も出てくるとみられるので、このプラスアルファの部分が今の支持率だったらかなりあると思いますので、そこがどうなるかですね。
青井実キャスター:
当事者だったら気になってしまいますが、この辺りどうでしょうか?
SPキャスター・中村竜太郎氏:
不安ですよね。この時期、選挙の分析はあらゆるところで報道されていると思うんですけど、高市さんは好きだけれども自民党はちょっとそうでもないかなという有権者もいるにはいますし、ふたを開けてみないとわからないかなと思います。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
結局、無党派の票が取れるかというのが、新党の掲げる政策なんですよね。さっき言った生活者ファーストって言ってますけど、それが具体的に本当に響くのか。それが出せないと、自民党が言っていた「選挙互助会」だという批判にかき消されて伸びないということは考えられます。
青井実キャスター:
新党について詳しくは19日に綱領などを発表するということですね。
ただ、有権者側ですけど、立憲と公明の支持者の全てが新しくできた党「中道」に入れることになるのか、その辺りの投票行動はどうでしょうか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
こぼれる部分もありますが、その支持者以上にパイとして大きいのは無党派層ですので、そこに響く政策がちゃんと出せるかどうかが最大のポイントですので、その会見に注目です。
青井実キャスター:
あと、19日というと高市首相も会見予定ということですよね。高市さんはこの状況をどう見ているんでしょうか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
高市さんは、もちろん公明票が減ることへの不安もあるんだと思いますけれども、それ以上に今回ここで大きな票を取れば、楽に公明党に気を使わない政治ができるチャンスだというふうには見ていますので、しっかり国民に届く、今の責任ある積極財政のもとでの自分の経済政策を、今回の解散の会見では最大限アピールするとみられます。
青井実キャスター:
影響があるとして、消費税減税など高市さん的に封印してきた話も会見でするかもしれないということでしょうか?
フジテレビ・高田圭太政治部長:
なかなか消費税までは、急にそこで踏み込んだら党内大混乱なので、むしろ今回のような新党のほうが、消費税については何らか打ち出してくる可能性がありますが、高市さんとしては今までに掲げている減税とかそういったところを最大限訴えていくんだとみられます。
青井実キャスター:
とにかく19日ですね。
フジテレビ・高田圭太政治部長:
そうですね、そこで打ち出される両党の政策が勝負を決める可能性があります。