まもなくやってくる花粉シーズン。

花粉症の症状を抑えるためには、今のうちからの対策が重要です。

スギやヒノキなどの花粉が原因で、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こす花粉症。

ウェザーニューズによりますと、九州北部では2月上旬に花粉の飛散が始まる見通しです。

花粉症の人にとって気になるのが、症状の軽重を左右する飛散量です。

◆中村友祐 気象予報士
「去年の福岡の花粉が記録的な大飛散だったので表年、なので今年の春は去年に比べれば半減する裏年に当たる」

しかし油断はできないと中村気象予報士は言います。

◆中村友祐 気象予報士
「去年の夏は気温が高かったのと、日照時間が長かったことで、裏年の効果を相殺するくらい雄花の成長が進んでしまっている。平年比で考えると、今年の春はやや多くなる見込み」

2月上旬からの飛散に備えて、注意点は…

◆中村友祐 気象予報士
「実は冬服の素材、モコモコのウール素材などは花粉がつきやすい。その花粉を室内に持ち込んでしまう可能性がある。マフラーやストールにも付くので、冬用のアイテムも家の外ではたいてから家に入るのが大事」

耳鼻科を受診した人たちに花粉症について聞いてみると…

◆耳鼻科を受診した人
「毎年春先はスギ花粉です。鼻水が出る感じ」

Q.もう花粉がきている感じ?
「きています」

◆耳鼻科を受診した人
「(5歳の長男が)シーズンになると目をかきはじめて。2月頃から(花粉が)飛び出すだろうというので、2月には受診の予約を入れている」

《診察の様子》
◆医師
「目のかゆみはあまり出ない?」

◆受診患者
「目のかゆみもありますね」

◆医師
「じゃあ目薬も出しておきましょう」

◆受診患者
「花粉も少量飛んでいるので、症状があれば花粉の薬もきょうから飲んでください」

花粉症の治療は、花粉が本格的に飛散する2週間から1カ月ほど前に始めるのがおすすめだと医師は言います。

◆じんのうち耳鼻咽喉科・内科 陣内進也院長
「本格飛散が始まってから治療を開始すると、鼻や目の過敏性が上がっていて薬が効きにくい。先に(薬を)飲んで、症状を起こさせないのが大切」

治療は内服薬や点鼻薬、それに目薬などを使用します。

それでも効果が実感できないスギ花粉の重症患者には、注射での治療も行われています。

接種前の検査が必要ですが、接種回数はおおむね2週間から4週間に1回です。

また鼻の粘膜を焼いて、一時的にアレルギー反応が起こりにくくするレーザー治療もありますが、去年この治療を受けた小学生の保護者は今後、根本的な治療を検討したいと考えています。

◆子供が花粉症の母親
「できれば舌下治療で。ずっと花粉症は続くと思うので、舌下治療でよくなってくれたらと思う」

『舌下免疫療法』は、アレルギーを引き起こすスギ花粉を少量含んだ薬を毎日飲むことで、少しずつ花粉に体を慣らしていく治療です。

服用する期間は3年以上と長いですが…

◆じんのうち耳鼻咽喉科・内科 陣内進也院長
「これ(舌下免疫療法)が5歳からできるので、早いうちにやっておくと小学生とか中学生になった時に、花粉症で部活や勉強が大変ということが少なくなると思う」

今年の福岡県の花粉飛散量の予想は、去年が記録的な大飛散だったので、裏年の今年は去年と比べると半減ですが、夏場の猛暑で平年よりは結局2割ほど多め、ということです。

本格的な飛散の時期は、スギ飛散のピークが3月上旬ごろ、ヒノキ花粉のピークが3月下旬ごろとなっています。

テレビ西日本
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