高市早苗首相が通常国会冒頭で衆議院を解散する意向を与党幹部に伝えると報じられる中、「旬感LIVE とれたてっ!」元大阪府知事・市長の橋下徹さんは衆議院が解散された場合に実施される選挙を「高市さんの”ため”の選挙」と指摘しました。
これについて橋下さんは番組の中で、「政治家にとって『選挙をやって民意を得る』のは、やりたいことをやっていくうえで、必要不可欠」であり、政策を実現するために「民意を受けて、よりパワーアップするための選挙」と解説しました。
その上で、「政策が進むことを『よし』とするのか、『大義』にこだわって、『よくない』とするのかは、有権者の判断」と述べました。
■『大義ない』か『政策進むならよし』かは「有権者の判断」
橋下さんは、「衆議院解散は通常、内閣と国会の考え方がぶつかった際に行われるもの」と主張。
今回浮上している解散案については「これはもう完全に『高市さんの”ため”の選挙』です」とし、次のように解説しました
【橋下徹さん】「本来、解散は総理・内閣と国会の考え方がぶつかった時に解散をやる。議会が動かない、膠着したら。今、高市さんはまだ予算案を出して、これから議論する段階で、まだぶつかっていない。
多くの政治コメンテーターの意見は『”大義”がない』『まだぶつかっていないのに、何のための解散なんだ』というものだと思います。
しかし政治家をやっている当事者からすると、『選挙をやって民意を得る』のは、やりたいことをやっていくうえで、必要不可欠なんです。
高市さんは非常に高い支持率を背景に、民意を受けて、よりパワーアップするための選挙だと思う。
これによって政策が進むことを『よし』とするのか、『大義』にこだわって、『よくない』とするのかは、有権者の判断」
■支持率と政党支持率のギャップ
そして世論調査で高市総理の支持率は高いものの、自民党の支持率が低迷している中で、「選挙に勝てるのか」という指摘について、橋下さんは「コメンテーターは選挙をやったことがないからそう言う」と主張しました。
【橋下徹さん】「自民党の支持率が上がってないから、自民党勝てないんじゃないかという政治評論家コメンテーター多いと思うんですが、選挙をやったことがない人がそういうふうに言う。
選挙になれば、野党の支持率も上がってないわけですから、自民党も上がってない、でも野党も上がってない。このときには、力のある人が全国を駆けずり回って、応援演説すれば、そっちの方について行く」
橋下さんは高市総理の選挙戦略をこう予想します。
【橋下徹さん】「『自分がやりたい政策、これを進めていくためにはどうか、自民党勝たせてください』、『今の少数与党のままだったら、なかなか動かない状態が来るので、今のうちに私に力を与えてください。だから自民党に』という演説を、もしグルグルやられたら、野党も支持率上がってないんで、自民党の方に無党派層は行くんじゃないかな」
■「アクセル全開」か「ブレーキ」か
橋下さんは解散となれば行われる衆議院議員選挙を「高市さんの力をもっとパワーアップしてもらうかどうか」と表現。
日本の政治にとって重要な分岐点になると説明します。
【橋下徹さん】「非常に僕が分かりやすいと思うのは、今まで自民党と公明党が与党だった場合に、自民党に票を入れても公明党がブレーキ役になってくれていた。
でも今回は、本当に『アクセル全開』で行きたい有権者は、自民党に入れれば、もっとどんどんアクセル全開の政治になりますよ。
でもそれにちょっと不安をしてる人達は、ブレーキ役として立憲民主・公明党の方に入れていく、と。
本当に今回は、有権者の1票で日本の政治が『アクセル全開』、外交安全保障の方でもどんどん『アクセル全開』でいくのか。
『ちょっと行き過ぎじゃないの』と、国民がブレーキをかけるか、国民の1票によって決まります」
■連立与党・維新との関係
また自民党と連立を組む維新の吉村代表が解散について「やることは決まっていると思う」などと発言していたことについて、橋下さんは「通常、連立を組んでいる場合は、小さい方の政党の党首が解散にストップをかけるもの」と持論を展開。
「吉村さんは解散容認で、その雰囲気を一切出さなかった」ため、高市総理は「フリーハンドの状態で判断できた」と分析します。
大阪府知事と大阪市長の出直しダブル選挙の報道についても、橋下氏は「これも吉村さんのための選挙になる」と指摘。「大阪都構想」実現に向けた動きとの関連性について言及しました。
今後、高市首相が与党幹部に解散を伝えた後、どのような展開になるのか。衆院選と大阪ダブル選の行方は、日本の政治に大きな影響を与えることになりそうです。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年1年14日放送)