大阪府泉大津市の高齢者施設で入所者の男性に暴行を加え死亡させた罪などに問われている元職員の男の裁判が始まり、男は起訴内容を否認しました。

大阪府泉大津市にある特別養護老人の元介護職員・白井宏次朗被告(33)は2020年に入所者の福田功さん(死亡当時90)の肋骨を骨折させる暴行を加え、死亡させた罪に問われています。

福田さんは簡単な会話しかできず直接的な証言や証拠がないなか、治療にあたった病院の医師が不審に思い大阪府警に通報し捜査が行われました。

この際、転倒などの可能性もあり事件化はされず、別の病院で「自然死または病死」と診断されていました。

その後、白井被告は2023年に別の入所者の男性の顔を殴り全治およそ2週間のけがを負わせた罪で逮捕・起訴。

この事件の発生をきっかけに再捜査が行われ、福田さんの死亡についても傷害致死才で逮捕・起訴されました。

今日=14日の初公判で白井被告は「私はやっていません」などと述べ両方の起訴内容を否認しました。

検察側は2023年の被害男性が「白井被告と特徴が似た職員にやられた」と話していることや、2つの事件が白井被告の夜勤の時間帯に発生し、白井被告にしか犯行の機会も動機もなかったと主張しました。

一方、弁護側は白井被告は介護職に情熱を持っていて動機はなく発生時期も異なり、傷害事件の犯人だから傷害致死事件も犯人とは言えないなどと無罪を主張しました。

判決は3月16日に言い渡されます。

関西テレビ
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