鹿児島大学は、鹿児島市の共同獣医学部の安全基準を満たさない施設で、肺炎に感染した牛を扱う不適切な実験を行っていたことを明らかにした。

この実験による病原体の周辺への拡散は確認されていないとしていて会見を開き、「関係者、市民に心配をかけたことを深くおわびします」と、共同獣医学部長らが謝罪した。

不適切な実験が行われていたのは、鹿児島市郡元1丁目にある鹿児島大学郡元キャンパス内の共同獣医学部総合動物実験施設。

大学によると、この実験は肺炎にかかった牛に対する抗菌薬の効果を調べる目的で、2021年から2025年までの約4年間行われ、実験に使用された牛から肺炎の原因となる細菌が検出されていた。

本来、この細菌を取り扱うには実験室の外に出さないための国際基準を満たす必要があるが、今回実験が行われた施設はその基準を満たしていなかった。

この実験による病原体の周辺への拡散は確認されておらず、実験は現在中止されているとしている。

不適切な実験は郡元キャンパス(鹿児島市)内の実験施設で行われた
不適切な実験は郡元キャンパス(鹿児島市)内の実験施設で行われた
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2025年2月、実験について告発があり発覚したもので、大学は原因について、実験責任者である共同獣医学部の教員が、農場などで行われる感染対策を実施すれば、基準を満たさない実験室でも実験可能と、誤った認識をしていたことなどを挙げている。

会見では再発防止策について、鹿児島大学の橋口照人理事(研究・情報担当)が「感染症リスクに応じたバイオセーフティー管理と施設基準の厳守、および、継続的な教育訓練を実施する」と述べた。

2025年2月、告発により発覚
2025年2月、告発により発覚

(動画で見る▶鹿児島大学共同獣医学部 安全基準を満たさない施設で不適切な実験)

鹿児島テレビ
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