朝乃山の約1年半ぶりの幕内の土俵となった大相撲初場所の初日。多くのファンが待ち望んだ復帰戦は、惜しくも黒星となりましたが、取組後の朝乃山の言葉からは、悔しさとともに確かな手応えとファンへの感謝がにじみ出ていました。復帰初日の取組直後の朝乃山の一問一答です。

この記事の画像(6枚)

「最後あと1歩だったんで、内容は悪くない」

――久しぶりの幕内力士としての土俵。率直な感想は。

朝乃山: 負けはしましたけど、前に出ているんで。最後本当にあと1歩だった。VTRを見ましたけど、最後にちょっと左足が流れた感じがしたので、そこをもう1歩出たら変わってたかなと思います。内容は悪くはないと自分自身では思っています。

――体の動きはいかがでしたか。

朝乃山: 体は悪くはないので、動いていると思います。取組の中では、当たってから相手が左四つから来ましたけど、いなしがちょっといらなかったかもしれないですね。体勢を崩して、そこに右を差されてしまったので。動きは良かったんですけど、あれがいらなかったかもしれないです。

――最後の場面はどう感じていましたか。

朝乃山: 手はとっさに引っ込めたので。相手の方見たらもう足が残ってたんで、まあ負けたなと思いました。

「『おかえり』っていう声が嬉しかった」

――国技館の雰囲気はいかがでしたか。

朝乃山: 出待ちのところから「おかえり」っていう声をたくさん頂いたので、嬉しかったですし、土俵に上がってからの歓声がまた一段と大きくなっているような印象がありましたので、嬉しかったですね。

――やはり十両の時とは違いますか。

朝乃山: 十両はやっぱりまだ席は埋まってないですし。幕内、国技館の幕内の土俵はほぼ席が埋まってる状態なので、その中で歓声、声援、拍手をいただいたのは、これはもう本当に現役生活でしか味わえないことなので、すごい嬉しいですね。

「まだ帰ってきたなっていう感じはしない」

――今日の土俵入りでは、ご自身の「立山」の化粧まわしを選ばれました。

朝乃山: 復帰後、去年の9月から十両で化粧まわしをつけてますけど、まだつけてないやつをつけていこうかなと。富山といえば立山連峰も有名ですので、その描かれている化粧まわしを初日につけようかなと思いました。

――改めて幕内の土俵に上がって、「帰ってきたな」という感慨深いものはありましたか。

朝乃山: いや、僕の中ではまだ帰ってきたなっていう感じはしないですね。

――それはなぜでしょう。

朝乃山: 幕内っていう舞台で戦えることは嬉しいですけど、まだ違いますね。

「勝ち負けにこだわらず、自分の相撲を取り切りたい」

――同部屋の朝白龍は新入幕で見事な白星スタートでした。

朝乃山: 強いなと。朝白龍も力をつけてきてますし。今場所は高砂部屋の関取が3人続きますので。今日は真ん中で僕は負けてしまったんですけど、明日からまた勢いつけられるように、部屋の関取として頑張らないといけない。

――明日以降に向けての抱負をお願いします。

朝乃山: 明日からありますので。また明日から切り替えて、自分の相撲を取り切って頑張ります。勝ちたい気持ちは強いですけど、勝ち負けにこだわるとやっぱり…。自分の相撲を取り切っていきたいですね。

欧勝海との一番(11日)
欧勝海との一番(11日)

――体の状態について不安はないですか。

朝乃山: この場所前も稽古は積んできてますし、本当に最後、あと1歩っていうところで左足が流れたということなので。足が流れるのはやっぱり、しっかり下半身に力を入れていかないと。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。