1月6日の地震で、出荷前の製品が破損するなどの被害があった鳥取県境港市の造り酒屋で新たな一歩です。
毎年生産している皆生温泉とのコラボ商品の仕込み作業が行われました。
蒸し上がった酒米を蔵人がほぐして広げ、冷ましていきます。
境港市の造り酒屋・千代むすび酒造で始まったのは、新酒の仕込み作業。
毎年この時期に仕込んでいる皆生温泉とのコラボ商品です。
千代むすび酒造では、6日に起きた地震で出荷前の酒瓶約2000本が割れるなどの大きな被害があり、後片付けのため一時製造もストップしましたが、9日は予定通り仕込み作業が行われました。
千代むすび酒造・岡空聡社長:
みなさん暗い気持ちになっているところがあると思うんですけど、飛躍の年にしたいと思っているので、前向きな気持ちで皆さんで仕込みができたのは嬉しく思っています。
この日本酒は、18年前に皆生温泉旅館組合と共同開発。
原料の酒米の栽培に旅館の関係者も携わる特別なお酒です。
2026年に仕込むのは、例年より500本多い2000本分。
3月上旬から皆生温泉の宿泊客などに提供するということです。
千代むすび酒造・岡空聡社長:
コラボレーションで18年続いてきた企画になりますので、さらにもっともっと続くような規格にしていきたいと思っています。
地震から4日目の9日、通常の姿に戻りつつある酒蔵を鳥取県の平井知事が視察、被害の状況などを聞き取りました。
鳥取県・平井知事:
貯蔵していたお酒が大量に割れてしまった。失われたのは痛恨の極みです。地震で生き残った縁起の良いお酒をぜひ全国、世界の皆さまに飲んでいただけるようにPRをしっかりさせていただきます。
視察を終えた平井知事はこのように話し、PRや情報発信などを通じて酒蔵の復興を支援する考えを示しました。