飲食店がみかじめ料を支払っていたことを示すデータを消去させて、警察の捜査から逃れようとしたとして、暴力団組員の男が証拠隠滅の疑いで逮捕されました。

 逮捕されたのは札幌市東区に住む指定暴力団・山口組系の暴力団員の男(48)です。

 警察によりますと男は2025年7月30日、すすきのにある飲食店の店長が暴力団にみかじめ料を支払っていることを警察が捜査中であることを察知。

 不利な証拠を隠すため、店長のスマートフォンに保存された連絡先やメッセージのやりとりなどのデータを消去させた疑いが持たれています。

 警察による捜査は2024年5月11日「札幌市内の飲食店がみかじめ料を払っている」という匿名の通報をきっかけに始まりました。

 飲食店はすすきのを中心に札幌市内に3店舗を展開しており、3店舗合わせて月1万円のみかじめ料が、見舞金名目や正月飾り代などの名目で支払われていたということです。

 前の店長から引き継がれ、10年以上にわたって支払いが続けられていました。

 捜査に気づいた暴力団側が、店長にやり取りや連絡先を消すよう指示していたことが分かり、警察は男を証拠隠滅の疑いで逮捕しました。

 調べに対し男は「弁解することはありませんが、当時のことを思い出して整理します」と容疑を一部否認しているということです。

 警察によりますと、一般に暴力団は店からのみかじめ料を長期間・少額ずつ取り、捜査の手が及びづらいようにしているといいます。また、みかじめ料をに関する店からの通報や公表には、店のイメージを下げてしまうかもしれないという迷いが生じ、1度みかじめ料を払うと暴力団との関係が続いてしまうことが多いということです。

 警察は事件の詳しい経緯や組織的な関与について調べを進めるとともに、暴力団に関する通報を促しています。

北海道文化放送
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