杉本達治氏の辞職に伴う福井県知事選挙は、2日後に告示が迫りました。これまでに3人が出馬表明し、年明け異例の知事選に臨戦態勢です。
知事選を巡っては、保守系から前越前市長の山田氏と元外務省職員の石田嵩人氏の2人が出馬表明。保守分裂選挙となる可能性がありました。
それが急転直下、選挙戦突入2日前というぎりぎりのタイミングで6日、自民党本部が山田氏への「支持」を決定するという異例の運びとなりました。これは、事実上の推薦です。
◆高市総裁から山田氏へ「必勝」色紙
自民党本部は6日に役員会を開き、福井県知事選挙への対応について方針を示し、自民党福井県議会が出馬を要請した元副知事で前越前市長の山田賢一氏を「支持」することを決めました。
山田氏は6日午後に自民党本部を訪れ、高市早苗総裁から「必勝」と書かれた色紙を受け取りました。
山田賢一氏:
「勇気100倍、元気100倍。県連との関係で難しいこともあったと思うが、工夫をしていただき、支持という形で応援してもらえることはありがたい。推薦と変わりがないと思っている」
山田氏「支持」の理由について自民党の古屋圭司選対委員長は「地方の自民党県議会が一致して推薦し、各種団体もこぞって支援を表明している事など総合的に勘案した」としました。
◆自民党県連は意見まとまらず…党本部が意思表示
知事選を巡っては、自民党福井県議会が出馬を要請した山田氏と、福井市議会の主な会派が擁立した元外務省職員の石田嵩人氏の2人が自民党県連に推薦願を提出。
これを受け、自民党県連は12月27日に臨時の執行部会を開き協議しましたが意見がまとまりませんでした。
自民党県連が党本部に「推薦」を上申することができず告示日が迫り、6日に自民党本部が自ら山田氏への「支持」を決める異例の運びとなりました。
◆自民党本部、他の候補を応援でも処分はなし
【県政担当・小川一樹記者の解説】
Q.自民党本部が決めた山田氏への「支持」はどういう意味を持つか―
「支持」というが事実上の「推薦」。自民党全体で山田さんを応援するということになる。
Q.この知事選は中央、自民党本部から見ても重要なのか―
「自民本部では、絶対に勝たなければならない選挙という認識。高市総理初めての重要な地方選知事選でもある。各種団体から続々と推薦が寄せられ、自民党が態度を明らかにしないのは得策でないということから、考え抜いた策だった。ただ、他の候補を応援しても処分しないと党本部は言っていて決定的な分裂は避けている」
Q.三つ巴の公算が大きいが、各候補の推薦や支援は概ね決まったのか―
「山田さんは既に様々な党の推薦を得ているが、そこに自民党の「支持」が加わり、まさに与野党相乗りの構図が固まった。一方の石田さんは、福井市議会の保守系会派の支援が中心。金元さんは共産党公認」