1月8日告示の福井県知事選挙。年明けすぐの異例の選挙に、各陣営は年末年始もなく慌ただしく準備を進めてきました。
 
これまでに出馬表明しているのは、いずれも新人で日本共産党県委員会書記長の金元幸枝氏(67)、前越前市長で元副知事の山田賢一氏(67)、元外務省職員の石田嵩人氏(35)の3人です。
  
いち早く名乗りを上げたのは、共産党の金元氏。杉本前知事が辞職したわずか4日後の12月8日に立候補を表明しました。
 
越前市長を務めていた山田氏は、県議会の最大会派自民党福井県議会の要請を受け、12月18日に立候補を表明。26日付で市長を辞職しました。
 
外務省職員だった石田氏は、12月21日に福井市議会の保守系会派などが中心となり擁立。外務省を退職した翌日の12月25日に出馬を表明しました。
 
この1カ月で3人が相次いで立候補を表明した知事選挙は、三つ巴となる公算が大きくなっています。
 
年の瀬を挟み、各陣営は慌ただしく知事選に向け走り出しています。

◆日本共産党県委員会・金元幸枝氏

日本共産党県委員会で書記長を務める金元幸枝氏(67)の事務所では6日、党員や後援会のスタッフらが選挙ポスターや新聞に折り込むチラシなどを仕分けていました。
  
党組織や人脈を生かし、一人でも多くの有権者に訴えが届くよう選挙戦を展開します。
  
金元氏は4度目の知事選出馬となりますが、年末年始をまたぐ選挙戦は初めてとなりました。
 
金元氏:
「(年末年始は)何をしたか覚えていない。1日に雑煮は作ったが、30日には討論会があり、政見放送の準備などで緊張の毎日だった。きょうが何日か分からないくらいだった」
  
元日以降は、毎年恒例の福井市内の神社やスーパーでの街頭演説をこなしました。
   
力を入れるのは街頭演説。県民の暮らしを守る、知事辞職の原因となったセクハラをなくすなど、自身の政策を有権者に直接訴えていきたいとしています。      

◆前越前市長で元副知事・山田賢一氏

一方、6日に山田賢一氏(67)の姿があったのは、東京の自民党本部。告示2日前というこのタイミングで、自民党本部から事実上の推薦となる「支持」を受けました。
  
4日には福井県市長会からの推薦、5日夜には連合福井からの推薦を受けました。
 
山田賢一氏:
「推薦を糧に、しっかり頑張って知事になり、これまで学んだことを県政に生かしていきたい。幸せを実感できる県政を進めていきたい」
  
そして6日、事務所には国民民主党県連から推薦状が届けられました。
 
4日の事務所開き以降、続々と議員や団体などから檄文(げきぶん)や推薦状が届いています。
 
政党や団体から推薦はすでに300を超え、支持固めを図っています。
 
「総力結集」をスローガンに「県政を着実に前進させ緊急事態を乗り越える」と意気込みます。

◆元外務書職員・石田嵩人氏

今回、初めて選挙に挑戦する石田嵩人氏(35)。「若い世代が、県政をともに全世代を超えて引っ張っていく」とし、知名度アップのため出馬表明以降は連日、街頭演説や企業へのあいさつ回りをしています。
  
「躍動福井」をスローガンに、6日も街頭で「福井への恩返し」や「感謝」を訴えました。
  
事務所を構えたのは12月28日。擁立に動いた福井市議会の議員らが年末年始返上で支援しています。
  
候補者ポスターが仕上がるのは、告示日前日の7日。スタッフらは慌ただしく準備を進めています。
  
6日からは毎日、YouTube配信を行うなど、SNSを駆使して若年層の支持拡大を狙います。
   
石田嵩人氏:
「自分の主義・主張・政策を県民一人一人に、きちんと目を見て進めていく。愚直に、毎日、コツコツと」

現職の知事が県職員へのセクハラ行為を認め辞職したことに伴う福井県知事選挙。1月8日に告示、投開票は25日に行われます。

福井テレビ
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