越前市では伝統工芸の越前打刃物の「初打ち」が行われ、新しい年の産業発展を願いました。

 「初打ち」は、越前打刃物を身近に感じてもらおうと越前市内の生産者と卸売業者らが共同で2年前から行ってます。

 4日は、打ち刃物の研修施設「越前千代鶴の館」の工房で、市内に18人いる越前打刃物の伝統工芸士の一人、清水正治さんが一般客を前に熟練の技を披露しました。実演したのは「火造り鍛造」と呼ばれる包丁作りの最初の過程。炉で熱された直後の鉄と鋼をハンマーで叩き強度を高める工程で、工房には材料を叩く力強い音が響いていました。

越前打刃物産地協同組合連合会・増谷浩司理事長ー
「今年は午年。駆け上がるような勢いを我々業界、一般の皆さまにもその思いを感じ取ってもらおうとの思いで初打ちを行った。若い学生も含めて、この場所を知って、技術をそばで見てもらい、自分もやってみたいという気持ちになってくれたら幸い」

 初打ちの後には国指定重要無形民俗文化財に登録されている越前市の民俗芸能「越前万歳」が披露され、福を呼び込む演目で新年を祝いました。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。