【Xの投稿より】「共通テスト当日は痴漢チャンスデー」「共テは”痴漢日和”」

年が明けこれから本格化していく受験シーズン。

SNS上にはこんな卑劣な投稿が目立ちます。

ここ数年問題となっているのが受験生を狙った痴漢です。

被害にあわないためにできる対策とは。

■「共通テストをうけに行く際、バスの中で痴漢にあいました」

【痴漢抑止活動センター・松永弥生代表理事】「入試の日っていうのは学生さんにとっては人生をかけた大事な日ですよね。遅刻ができないだろうっていうことでたとえ痴漢をしても声をを挙げて警察に連れていくことが無理だろう。だから痴漢しやすいぞって」

痴漢被害を防ごうと抑止のための缶バッジを作成している大阪市内の団体。

2024年12月、ある大学生からこんな声が寄せられました。

【大学生】「共通テストをうけに行く際、バスの中で痴漢にあいました。下半身を知らない男に触られ、動揺してしまい、浪人することになりました」

痴漢は薄着になる夏に被害が多いイメージがありますが、2023年に大阪府警が検挙した247件の痴漢事件のうち、特に被害が多かったのは受験シーズンの2月と3月になっているのです。

■受験生「パニックになっちゃうかなって。怖い」

受験生の心理につけこむ悪質な犯罪。もしもの時に備え対策を始めた学習塾もあります。

【個別指導Wam枚方校・堀野満塾長】「不安なこととかある?大丈夫そうかな。朝の満員電車も初めてやし、そういうのをつけねらう犯罪もあるというのを知っているのと知ってないのとでは対応異なると思うから注意してほしい。

大人たちに事情を説明すれば助けてくれるから一人だけで抱え込まないようにしてほしい」

被害の実態を伝え女性専用車両を利用するなど身を守る対策などを伝えるようにしています。

【受験生】「人生かかってる日にくるっていうのはやめてほしい」
【受験生】「パニックになっちゃうかなって。ほんまにあって落ち着いて対処できるか、怖いなって」

■目撃したら加害者を捕まえるのではなく、被害者に声をかけて

周囲の人が被害に気付き行動した場合痴漢行為の9割が止まるという調査もあり痴漢抑止活動センターの松永さんは周りの人の”目配り”も大事だと話します。

【痴漢抑止活動センター・松永弥生代表理事】「必ずしも(加害者を)捕まえなくていいと思います。私は加害者捕まえるのって、私たち一般市民にとってはハードル高い。

でも被害者を助けることはできると思うんですね。具合が悪そうだったり不安そうだったり、泣き出しそうだったら『大丈夫?』、『体調悪いの?』って声かけてあげるとか。

だから皆さん、朝の電車でスマホばっかり見るんじゃなくて、ちょっと周りにも目を配ってくださるといいなって思います」

安心して試験に挑めるように…社会全体で”痴漢をさせない”対策が必要です。

■受験生ができる自衛策

受験生狙う痴漢 電車での対策

・女性専用車両の利用
・学生服ではなく私服で乗車。可能なら友達や家族と同乗
・ドア付近ではなく座席近くに立つ(ドア付近は痴漢が囲みやすく、逃走しやすい)

大阪府警は乗り換え客の多い駅で警察官の増員やパトロール強化を予定しています。

■社会全体で受験生を守るには

番組コメンテーターで受験生を迎える側、大阪大学大学院の安田洋祐教授は、対策について次のように述べました。

【安田洋祐・大阪大学大学院教授】「大学ができる対応として、早めに来てしまった受験生に待機場所があれば時間をずらして、通勤・通学の混雑を避けて早めに到着して、そこで待機できるようになっていれば、試験準備ができる。大阪大学ではそういう対応をしていないのであまり大きな声では言えないが、個々の大学がそういう対策を考えるのもいいのでは」

大学、警察、そして周りの目、社会全体で受験生を守っていく、そういう姿勢を痛感します。

(関西テレビ「newsランナー」2025年1月7日)

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