ウクライナ和平をめぐりアメリカのトランプ大統領は29日、プーチン大統領と電話会談を行いました。
プーチン大統領は会談のなかで、自分の公邸がウクライナの無人機による攻撃を受けたと主張し、今後の和平交渉においてより強硬姿勢に転じる可能性を示唆しました。
トランプ大統領はプーチン大統領と29日に行った電話会談について「非常に生産的な話し合いだった」と述べた一方で、和平案の合意には「いくつかの非常に厄介な問題を抱えている」として引き続き協議することを明らかにしました。
また、ロシアの大統領補佐官によりますと、電話会談の中でプーチン氏は自分の公邸にウクライナがドローン攻撃を仕掛けたと主張し、和平交渉において「ロシアの立場を見直す」と伝えたということです。
トランプ大統領:
プーチン大統領が早朝に、自分の公邸が攻撃されたと教えてくれた。今は適切な時期ではない。攻勢を強めるのは理解できるが、公邸を攻撃するのは違う
トランプ氏は、ロシア側の主張について、「プーチン大統領はそのように言っていたが、実際に起きたか突き止める」とも述べています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は自身のSNSで、「ロシアは攻撃や戦争のさらなる長期化を正当化するために偽情報を流している」と主張しています。